結婚

【コラム】高知県から結婚を考える#1

 新しい年度になりました。元号も変わります。せっかくなので,新しいことを始めようと思います(昨年度は何もできなかったことを反省...)。
 まずはその一つとしてコラム連載をしていきたいと思います。

 2019年1月よりコラム連載を始めました。「結婚を考える」というコラムです。こうち出会いサポートセンターが発行している『サポーター通信』にて連載中です。

 こうち出会いサポートセンターさんからコラムをHPに掲載する許可をいただいたので,今後はコラムが更新されるたびに公開していこうと思っています。

 というわけで早速内容に。。。というのも味気ないですし,せっかくなので,まずは『サポーター通信』とは何か,なぜコラム連載に至ったのかを書いておこうと思います。

サポーター通信とは何か

 『サポーター通信』とは何かを簡単に説明しておきます。結論を先に言ってしまうと,サポーターさんや応援団さんへ向けて郵送される情報提供資料の1つです。では具体的に。

 まず,『サポーター通信』発行元である,こうち出会いサポートセンター(以下センター)では,以下の3種類のボランティアを募集しています。

・イベントサポーター
・マッチングサポーター
・婚活サポーター

 すごく簡単に言えば,高知県で婚活している人々を支援するボランティアさんです(詳細はHPをご確認ください)。これらの方々をサポーターさんと呼んでいます。
 同様に,高知家の出会い・結婚・子育て応援団というのもあり,これが応援団さんと呼ばれ,「出会いや結婚への支援を希望する独身者を様々な形で応援する団体等」のことです。

 このようなサポーターさんや応援団さんへ向けて,センターは情報提供(ご成婚数とか,イベント情報とか)をしているのですが,その一つが『サポーター通信』です。隔月に1回郵送で届きます。

コラムを書くことになった経緯

 私は2018年4月に高知県に来ました。それから婚活についての研究を現場に出ながら始めたのですが,高知に来て初めて見学させてもらった婚活イベントがセンター主催のイベントでした。
 それがきっかけでセンターと繋がり,それ以降,色々とお世話になっています。ちなみに,センター主催のイベントは2018年度は1回しか(たぶん)開催されていないので,本当に偶然,良いタイミングで見学できました。

 『サポーター通信』がいつ頃から発行されているのかは存じていませんが(すみません),センター自体は平成28年1月12日に開設されたので3年ほどしか経っていません。

 そのような中,2019年の『サポーター通信』の新たな試みとして,私を取材しそれを記事にするというなんとも光栄な企画を組んでいただきました。そこで色々と取材を受けたのですが,あまりにも私がとりとめのない話をしすぎました。申し訳なさから「もしよろしければ,私が自分でまとめます」とお伝えしたところ,「なんなら継続的に書いてくれると...」とお話をいただき,ちょうどコラム連載をしたかった私は喜んでお引き受けいたしました。

 こういうわけで,偶然が偶然を呼び,コラムを連載することになりました。

結婚を考える#2:婚姻率の推移

 いよいよコラムの内容に入っていきたいと思います。見出しが「#2」になっていることに気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが,間違いではありません。

 2019年1月に発行された『サポーター通信』に第1回目のコラム(結婚を考える#1)を寄稿しています。ただしその内容は私の自己紹介でした。つまり,内容としては#0というイメージです(気になる方は私のInstagramを覗いていただけたらと思います)。

 その後に寄稿し2019年3月に発行された『サポーター通信』でのコラム(結婚を考える#2)が内容としては本当の1回目です。ですので,noteではコラム名(タイトル)も『高知県から結婚を考える』に変更し,本記事を第1回目にしたいと思います。ただ,『サポーター通信』との整合性を取るために,記事内の見出しは『サポーター通信』に合わせたいと思います。

 前置きが長くなってしまいました。以下がいよいよ内容です。

未婚化が進行していると言われています。人口動態調査による婚姻率の全国平均の変動をみると,戦後まもない1950年は8.6%,婚姻率がピークを迎える1971年は10.5%,それ以降は徐々に減少していき,2017年は戦後最低の4.9%。確かに未婚化は進んでいます。高知県に目を向けると,1950年は8.8%で全国の婚姻率を若干上回っているものの,1971年も8.8%で,全国のような婚姻率の増加はありませんでした。それ以降は全国と同様に減少し,2017年の婚姻率は4.0%でした。数値でみると,戦後まもない時期では高知県の「結婚」は活発であったのに対し,全国的に「結婚」が活発な時期にはそこまで活発にならず,現在に至るまで「結婚」が全国よりも活発ではありません。高知県ではどうも独自な「結婚」の歴史があるようです。なお,婚姻率の推移のデータは私のHPに掲載しますのでご興味のある方はご覧ください。

補足について

 寄稿前に何回も読み直してはいるのですが,後から時間を置いて読んでみて気づくこともあります。そういう部分に関しては補足としてここで追記していきたいと思います。

 今回補足したいことは「婚姻率がピークを迎える1971年」という表現と,婚姻率の推移のデータ,人口動態統計に関してです。

補足:婚姻率がピークを迎える1971年

 現状の書き方ですと「婚姻率がピークを迎える1971年」は,戦後の婚姻率のピークが1971年とも読み取れますが,正確には「1950年以降で婚姻率がピークを迎えるのが1971年」ということです。つまり,1950年以降であれば,1971年の10.5%が婚姻率のピーク(最大)であった,ということです。
 なお,戦後は1947年からしか統計データがないのですが,戦後で婚姻率が最高だったのは1947年の12.0%でした。ちなみに,高知県も1947年の13.0%が戦後最高です。

補足:婚姻率の推移

 コラムにおいては特徴的な時点の婚姻率しか示しておりませんが,婚姻率の推移が知りたい方もいらっしゃるかと思います。以下ではその推移を示したいと思います。なお,「なお,婚姻率の推移のデータは私のHPに掲載しますのでご興味のある方はご覧ください。」と書いていますが,HP上でも同じものを示しています。

図1. 1947年から2017年までの婚姻率の推移(全国と高知)。人口動態統計および「都道府県別人口動態統計100年の動向」から該当データを抽出し作成。

人口動態統計に関して

 たまたま新聞を見ていたら以下のような記事を発見しました。

 世間を賑わせている「統計不正」ではなく,申告の際にミスがあった,ということです。高知県の統計にも申告漏れがあったみたいですので,多少は数値が変動するかもしれません。今後,正しい数値が公表されると思いますが,大きく変動するようなことはないのではないかなと思います(確信はありません)。

 報告漏れの詳細は厚生労働省HPをご確認いただけたらと思います。

おわりに

 長々と書いてきましたが,コラム自体は400字程度の短いものです。やはり400字では伝えられることも限界があります。『高知県から結婚を考える』ではコラムとともに少しだけ情報を追加してお届けできたらいいなと思っています。

 次回は2019年5月の予定です。相変わらず遅々としていますが,今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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仲嶺真
ただそばにいることがサポートなのかなと思っています。また見に来てください。気が向いたときにご支援お願いします。