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音ゲーマーが格闘ゲーム始めて思ったこと、感じたこと
自己紹介
はじめまして、そうでない人はどうもです。ナス(またはnasu)というものです。10年ほどAC(ゲームセンターなどに置かれているアーケード筐体)の音ゲーを触っていましたが、最近GGST(ギルティギアストライブ)という格闘ゲームを始めました。
音ゲーの腕前ですが私がメインでやっているのは「SOUND VOLTEX EXCEED GEAR」という音ゲーです。そちらでスキルLv「或帝滅斗」(いわゆる段位的なもの、GGSTでいうところの10階層の人くらい)のまぁめちゃくちゃ上手いわけではないレベルのプレイヤーです。
そしてそんな私がGGSTをプレイようになってから「これって音ゲーで得たこと活かせる!?」と思ったことがあったのでそれを紹介したいなと思い、noteに纏めることにしました。
まず初めに伝えたい内容は
【体で覚える】
体で覚えるって何…?ってなると思いますが、まずは私の実体験の話を聞いてください。
友人とゲーセンで遊んでいた時の話です。友人は格ゲーが上手く当時はガンダムのゲーム(多分エクストリームバーサス)をやっていました。そのゲームをやっているのを見た時に「コマンド技出してる!相手の動きを見て回避してる!状況を判断して行動できてる!凄いなぁ」という感想でした。
逆に友人は私が音ゲーをやっているのを見た時は「あんな速いの反応できない、そんな難しいの押せない、すぐ手が動いて凄い」と言ってました。
そしてお互いにそれを伝えあった時に「別に凄くないよ?普通だよ」ってお互い返していました。
一体何の話?と思うかもしれませんが、ここで重要なのはなぜお互いの認識に齟齬があるのか?という点です。
これは実は簡単な話で、見ていた側はやっていたこと全てを難しいと感じたから「凄い!」と思っていたけど、実際はやってる側はその行動のほとんどを無意識に行動しているため「凄くない」となるのです。
この無意識の行動こそ最初にデカデカと書いた体で覚えるということです。
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無意識の行動=体で覚える
実際にGGSTでコンボやセットプレイ、ガードからの反撃etc…をトレモで練習して「ヨシ!覚えたぞ!対戦だ!」といざ挑んでみると覚えたはずの内容がほとんど出来なかった、ということがありませんでしたか?
これは頭で覚えてはいるが、体では覚えていない状態であり、対戦中にはそこまで考える余裕がないので、上手くやりたいことができない。となっているのです。
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格ゲー初心者は、まずこの部分が出来ていないので体で覚える必要があります。
「でもそんな難しいことできるの…?」と思う人もいるかもしれません。ですが、これだけは言えます。
絶対できます
例えば、GGST以外に何年も続けているゲームや趣味、なんなら仕事や家事なんかでもいいです。
それらをやっている時に一つ一つの作業内容や動作を頭で考えながらやっているでしょうか?作業中に別のことや次にやることを考えていませんか?
これが無意識の行動であり誰でもやっています。つまりは誰でも出来ます。
【練習に対する考え方】
そこで私なりにこういう考え方で練習すればいいんじゃないかなと思ったことを紹介していきます。以下の3点になります。
1.自分を褒める、他人も褒める
2.苦手ばかりしない、好きや楽しいことを優先
3.課題を沢山積まない、時には忘れることも
1.自分を褒める、他人も褒める
音ゲーではクリアできない曲、譜面がある時、色々な練習をして何度も挑戦し、ようやくクリア…!という経験の繰り返しです。(その先にスコアを詰めるという挑戦もあるのですが)
クリアした時は大きな達成感と嬉しさが込み上げてきます。テンションも上がります。
そしてクリアできた喜びやハイテンションのまま「次はこの譜面をクリアしよう!」と次の目標を決めます。
ですがよく考えてみれば、自分が出来なかったこと、難しいと感じたことが出来た瞬間です。これって凄いことじゃないでしょうか?
GGSTも同じです。コンボの練習をたくさんして、対戦でそのコンボをきっちり活用して相手に勝てば同じ達成感や喜びがあるはずです。
ですが実際は「練習してたコンボ出来たから次はこのコンボ!」となりがちです。
特にモチベーションが高かったりやる気がある人ほど、上手い人のプレイを見て自分で調べて勉強していると思うので、次のステップへすぐに気持ちを切り替えて進むことが多いと思います。
ここで一度立ち止まって自分を褒めてあげましょう。こうすることで自分の成長も実感できますし、後々に成長の壁にぶつかった時、前向きな気持ちが維持できると思います。
実際にどんどん上達してからコンボ出来た!といった内容を褒めようと思っても、その頃には当たり前に出来ることになっているので素直に褒めることが難しくなってきます。
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あとは他人と対戦や一緒に練習する機会があった場合は相手の良いところ、上手いと思ったところはどんどん口に出して褒めてあげましょう。
その人が得意としてることは、意外と自然とできていること=意識していない=良いところと認識しにくい、というパターンが多いです。
実際に私自身も音ゲーで友人に言われるまで連打が速いと気づかなかったことがありました。
自己肯定感を高める、というと大袈裟かもしれませんがポジティブな思考でゲームをプレイしないと、何かで躓いた時にネガティブな気持ちに負けてしまうことがあります。ポジティブでいるためにも自分のことはよく褒めておいたほうがいいと思います。いっそのこと、ゲームにおいては能天気なくらいでいいかもしれません。
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2.苦手ばかりしない、好きや楽しいことを優先
GGSTで上達のための練習をするとなると、トレーニングモードでコンボやセットプレイの練習、動画やネットで情報を集める、といった色々なやり方があると思います。実際によくオススメされるのはトレモでの練習になります。
トレモでの練習が効率よく上達できる方法であることは間違いないです。ですが、トレモやっていると楽しくないな、早く対戦したいな、といったことを感じる人もいると思います。
トレモ以外にも他に苦手だな…と思う内容が人によってはあると思います。
私の一意見としては苦手でやりたくないことは無理にやらなくてもいいと思います。例としてトレモが苦手ならトレモ自体やらなくてもいいと思っています。
ゲームを遊ぶ時に一番重要なことは楽しくやることです。そして、一番上達するために必要なことは継続して続けることです。
上達の早さに差が出ることは否定できませんが、無理に苦手なことを続けて、嫌になってゲーム自体を辞めてしまっては元も子もないです。
私も音ゲーをやる時は苦手なことは結構見ないようにして遊んできました。譜面を覚えるために動画を見て手に動きを覚えさせる、といった練習も好きじゃないのでやってなかったです。実際にそういった練習してた友人の方が上達はかなり早かったですが、私も全く上達しなかったわけではないです。好きな譜面を遊んでばっかりいても少しずつ上達していました。
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あとは私の経験則からも、ある程度上手くなってから苦手なことと向き合ったほうがいいと思います。
上手くなってくると苦手な部分がいつの間にかそこまで苦手だと思わなくなっていた、苦手だけど楽しいことも多いから我慢できる、そして苦手だったことがいつの間にかできるようになっていた、ということが意外とあります。
まずは楽しいこと、好きなことを積み重ねて遊んでいってもいいと思います。
3.課題を沢山積まない、時には忘れることも
GGSTで対戦をしていると自分の出来ていないことが見えてきて練習しないとな…となることがあると思います。そしてそういった課題は対戦すればするほど、どんどん出てきます。
ですが課題は沢山用意しても一度に消化することはできません。さらに課題というのは出来ていないことなのでネガティブな要素が多いです。あんまり積み上げてしまうと「自分はこんなに出来ないことがあるのか…」と気持ちがネガティブになる可能性が高いです。
課題は多くても3つくらいを集中してこなすようにしましょう。もっと課題がある場合は、いっそのこと一旦忘れてしまいしょう。どの課題を優先するかは、真っ先に頭に浮かんだ課題から順に、でいいと思います。
自分の出来ていないことは頭で考えていたり、目につきやすいミスで分かることが多いので、すぐに見つかります。それに対して出来ていることは、多くが体で覚えていることなので、分かりにくい場合が多いです。
そのために出来ていないことを課題にして積み始めると簡単に数も増えますし、出来ていること=いいところがどんどん見えにくくなってきます。
これを繰り返していると、どんどん自分は出来ない、下手くそだ、となってネガティブになっていきます。
なので課題は数を少なくしてこなしていきましょう。2の項目にもありますが意外と後回しにしていたら知らない間に出来るようになっていた、ということも結構あります。
自分に負荷はあまり掛けないように。
さいごに
私自身の音ゲーの経験から練習方法、というか精神論みたいなものですがまとめてみました。
あとは10年音ゲーを続けていた、といっても遊んでいた密度は時期によってバラバラです。毎週どころかほぼ毎日遊んでいた時期もあれば、2ヶ月くらい触っていなかった時期もあります。
それでも上達はしているので結局は継続することが大事だと思います。継続は力なり。
もう一つ楽しく遊ぶ要素として仲間を作ることも大事だと思います。同じ目標を持つ仲間や、一緒に遊ぶ仲間、自分より上手い人で教えてもらう仲間(いわゆる師匠)がいれば、楽しさも倍増します。
とはいえ、今の格ゲーの世界だとそういった仲間を見つけるのが難しい、というのも事実です。
そこで紹介とはなりますが、DiscordのGGSTの初心者鯖をオススメしたいと思います。
shuntax氏が作られた初心者のためのサーバーになりますが、上に書いたような仲間の方が沢山いますしコーチングやプレイヤーマッチも出来るため初心者の方が上達するために必要な環境が揃っています。(2023/1/31時点)
また、あれをしよう!これをまずやって!といったことも言われることもないです。自由に自分のペースで上達することができます。
とりあえずGGST始めたけどどうしよう…?と思っている方は、一度参加を検討されてみてはいかがでしょうか?
私は入ったことでモチベーションがかなり上がりました。サーバーを作り、入れてくれたshuntax氏には頭が上がりません。
ゲームが上手い人は「上級者ですか?上手いですね」と言われると「いえいえ、そんなことないですよ」と返す人が多いですが、これは体で覚えて無意識にやっているために、本人にとってはもう凄いことにはなってないからだと思います。
なので謙遜ではなく本心で言ってることが多いと思います。
ですが上級者の人はもう少し自信を持っていいかもしれません。「こんなコンボできるんだぜ、凄いでしょ!」くらいの気持ちで初心者に接するほうが初心者の人も目標にしてくれると思います。
実際に格ゲー上手い人(GGSTなら天上階にいるような人)はみんな凄いですよ。ホントに。
………まぁ私は「音ゲー上手いですね」って言われたら笑顔で「初心者ですよ」って返しますが。やっぱりトップの実力見てると自分のこと凄いなんて言えないよね。うん