コロナ不寛容社会
コロナに対して皆思うことがあり「コロナは肺炎になりやすく後遺症を長く患う恐ろしい病気。対策は徹底的にすべき、ロックダウンしてでも完全鎮圧を」「コロナはただの風邪。三密対策はおろかマスクもいらない」などの論調が飛び交っている。「新型」コロナウイルスだけにどの程度の対策・サンプルをもって安心するのかのポイントの差ではあると思う。どちらも各々の生き方として間違っていない。
ただ逆の論調に対しての過敏さが過ぎて反対の考えの人に自らの主張を強引に押し付けてはいないだろうか。飲食店のマスク着用のお願いに噛み付いてみたり、マスクをつけていない人にブチ切れてトラブルを起こしてみたり。
店のマスク着用の方針が嫌ならその店にわざわざ行かなければいい。マスクをつけないのが不快なら飛沫のこない場所まで離れればいい。わざわざ喧嘩を売る必要などないのだ。
3.11の「自粛警察」とそれを批判する人々と構図が似ている。「自粛」なのだから自ら謹みたいなら慎めばいい。わざわざそれを人に押し付ける必要はない。
逆も然り。なぜ自粛するのかと人の思想を嘲笑ってはならない。自粛もその人の立派な思想なのだから。
どうしてこうも皆自分と相対する意見に好戦的になってしまうのか。正直そんな空気にほとほと疲れを感じ、人間への不信すら募る日々である。災害のたびにこうではたまったもんじゃないよ。
つい心が荒みがちだが、他を重んじながら自らを信じて強く生きられる人でありたい。
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