だから私は恋愛が下手くそだ
僕にもようやく、人を好きになるということがわかってきた
人を好きになるということは、傷を作ることだ
好きと痛みに違いはさほど無い
ただ、マイナスとマイナスを掛け合わせたときにプラスになるように
傷を分け合えたときに相殺されるだけだ
これは、私が最近好きなドラマ「初恋の悪魔」#4のなかで鹿浜さんが言ったセリフ
私にはわからない。
人はどうして恋をするのか。
私にはわからない。
人知れず、人は恋をする。
心で恋をする。
体で恋をする。
強くなり過ぎたような気もする。
1人でいることにも、そう、
なんだか慣れてしまって、全然平気。
というか、平気なフリをするのが上手くなった。
いつも平気なフリをする。
「好きじゃないよね?あぁ、うん知ってたよ平気」
「勘違いだよね、あぁ、大丈夫だよ」
「分かってるよ、言わなくて良いよ」
これって全部、これ以上傷つきたくないだけの防御策なんだよな、って思う。
あの頃は何も知らなかった、だから何でもできた。
苦しいって怖いんだよって、知っちゃったら
だれも本気の恋なんてできやしないよね。
先日、
高校時代の友達と、ほんと数年ぶりにご飯に行った。
お互い知らない空白の数年間を埋めるように
たくさん話をした
四半世紀以上生きて、少しずつ身を守る術を持ち、そうやって大人になって、みんな本気の恋なんてしなくなる
傷つきたくないからだ
私たちがもつ傷は、今まで相殺されたことなんてあったのだろうか
結婚した友人は、幸せなのだろうか
結婚生活だけでは手に入れられない幸せを、友人は見つけていた
高月給の友人は、幸せなのだろうか
お金をもっていたとしても、良い恋愛ができるとは限らないようだった
目標を持っている友人は、幸せなのだろうか
それを達成するための代償はたくさんあるだろう
いったい、何が幸せなんだろう
私は、、、
私はできることならば、正しくありたい。
これは、いつも何かを決断するときに思うこと
ただ、正しくないところにも、少しの幸せな瞬間が隠れていることは知っている。
お酒、タバコ、ギャンブルだってその例だよね
恋愛もその中の一部なんだと思う
正しくありたいと思う心と、恋心は、きっと両極だ
正しくありたいと思う私は、
だから恋愛が下手くそで
推しに頼りっぱなしの人間だ。
私は、どうしたってこれから先も、恋愛上手にはならないだろう