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フライングタイガー水彩色鉛筆18色を使ってみた

※6/15追記あります

高価な方に振り切った水彩色鉛筆の事を書きましたが、今度は安価な方に振り切っています。
高価な方(半額だったけど)の記事はこちら↓

せっかくなので、作品の水彩紙を「てのひらペーパー」で揃えました。同じ水に溶ける色鉛筆ですが、こうも極端な例はあまり見ない気がするのでやはり主観80%なのは変わりません。


製品の見た目など

外側

色の並びは他の色鉛筆とは違った感じ

12色440円と18色880円の2種類が販売されていたのでパッケージ絵の色合い通りなら好みだと18色を選択、北欧を連想させるような落ち着いた色が可愛いです。そしてシンプル。

内側

中身もとにかくシンプル!

缶はダーウェントと同じく分かれるから置き場は問題なし、ただ上蓋が歪んでいて閉める時はテープなどで抑えないとパカ→バラーっとなります、低価格提供での当たり外れかと思います。
自分でぶつけて折った黒色の先端以外とても綺麗な状態で、上蓋の絵の色や軸と芯の色もほぼ同じく見えます。
軸の刻印は銀の箔押しでフライングタイガーのマークのみです上蓋裏にも軸にも色名などは書いてありません。

色見本と使用感(追加あり)

こちらはコットン高配合の水彩紙

缶の左から順に取り出し、用紙も左上がスタート→下へ続く順に見本を作っています。
色名が無いため、塗りながら浮かんだ色でメモしています。歯ブラシみたいなかためやわめの表記は溶かす前の塗り心地、どちらも感覚的なので個人差が激しい部分になります。

水で溶いた筆はホルベインのブラックリセーブル700Rの4号……で試してみたらそれでも水多すぎて、0号に変えて見本作りました。水分と一緒に粒子が流れて筆に逆戻りするようなイメージ、びっくりした。
色の伸びは差を感じました、紙への乗りかたはほぼ同じですがホルベイン水彩絵の具ジョンブリアンや明るいネイプルスイエローぽく感じる1番淡い黄色は紙上だとテカっており、溶いたら色がどこか行きましたって言うくらい薄いです。
濃い色は割としっかりしています。

こちらはパルプ紙を使用しています

6/15追記・上の色見本はウィンザー&ニュートンのコットマン(中目)という水彩紙を使用してみたところ綺麗に色が出せました、紙の選択はなかなか難しいと思いました。
塗りの感触と溶けかたは変わりませんが、力を抜いて何度か重ねれば溶けやすい塗りのまま濃くできました。それなりにグラデーションになっています。

作品を描いてみました(追加あり)

なるべく全ての色が入るように下絵を作りました

ロゴは黒色で塗り潰しています、線画はある程度色分けしてフライングタイガーの動物達を揃えてみました。

なんだか微妙な仕上がりに……

インクテンスのような塗り方はできそうにないと考えて直接塗りながら溶かして描いていったんだけれど、色々失敗ですね!多分水彩紙でも細目の方がもっと綺麗に塗れそう、パルプ紙も使ってみた方がいい。
肌色ももう少し綺麗にしてあげたかったので後ほどリベンジします。
背景の水玉模様は可愛いと!おもう!

パルプ紙で作品をひとつ

作画の方向性がそもそも違うのですが、色が割と渋い感じなのでそれっぽいレトロさで描いてみました。芯から直接色を溶いて塗っていて、ほぼ全色使っているのですがやはり肌色はコントロールしにくいのと混ぜるとちょっと濁りを感じたので、混色は控えめにした方がいいですね。

まとめ(追記あり)

1度目の作品は失敗したのですが、色自体はとても好ましいので油性色鉛筆のように使うのも悪くない気がします。デメリットかなと感じたのは、溶かすと粉っぽいようなところですがもしかすると紙質変更で気にならなくなるかもしれないから引き続き使ってみます。
・価格帯と描き心地は合っていると思う
・上蓋に気をつけよう
・直接塗る色は可愛い北欧系
・紙の選択を見直す→変更してみたら良かった
・2回目の作品の塗りかたは綺麗にできた

以上、上手く伝わるかは不明ですが気になっている方やご近所に店舗があるとかで興味ある方などでしたら使ってみてもいいかもしれません。
濡らさなければ普通に落ち着いた中間色の色鉛筆なので、塗り絵にもいいかと思います。

ここまでお読み下さりありがとうございます!

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ナツ
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