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創作模型のこと3

スマホに写真が保存してあるかどうかで読み物書いているせいで完成した時期が前後しています、今回は新しい地層よりお送りします。

模型や実機に興味のある方々は恐らく知っている、『隔月刊スケールアヴィエーション(以下SA)』という名で大日本絵画さんより発売されている航空機関連の模型雑誌があります。表紙が毎回本物?と思うほどの美しい自然光の写真で目を惹きますね。
さてこちらの雑誌、毎号色々な種類の模型作例や航空機のあれこれ読み物に美人かつスタイル最高なモデルさん達のノーズアートクィーンというグラビアページ付きで、見る読む退屈しない内容があまり航空機詳しくない私にも楽しめる書籍です。

こちら数あるメーカーより発売されている航空模型の作例ひしめく中なんと架空機ならぬ空想上の飛ぶ模型作例記事も載っていまして、随分と前になりますが「飛ぶ理由」というタイトルで連載があり創作模型大好き人間としては真剣に読んでいました。
※こちら↓が当時連載時に感化されたときの創作模型まとめです。

現在は「ウキトバチ」というタイトルでSA編集長さんが作り出す創作模型と、その世界観を現す掌編小説の連載が載っており以前よりもぐっと心に刺さっています。好きすぎてどうしようかという程に。

で、タイミング良い機会もあり熱力高いうちに&ウキトバチの世界に入りたいと作ったのが今回の「第七御咲丸」小〜中サイズの空飛ぶ烏賊を狩る、スピードと操作性重視の浮遊漁船をギャルのミサキちゃんが銛打ち兼操舵手として乗っているという設定。

これも一応自然光撮影…テカテカの背景は我が家の愛車

船体はハセガワF-4ファントムⅡを二機ミキシングしてあります、同じ機体でも分割箇所が少しずつ違う物を使っているため切った貼ったなかなか面白かったです。好きな方が見ればこの部分はあのパーツだと浮かぶのではと、船体に下がる巨大な碇の元とか。
なるべくキットパーツを使っているので屋根の支柱もランナーから取って加工してあります。

木の桶もファントムのパーツから
ポイントは船尾です

船尾から眺めるとミサキちゃん以外におじさんが1人乗船していますが、この船はミサキちゃんが父親から譲り受けた物だそうで彼女用に調整してあるとの事。銛打ちも操舵技術も色々教わり一人前の証として御咲丸の名に変更した……という。
Twitterにも少し投稿してあるのですが、この辺りは話の面白さと見た方の想像としてあえてこの人はこうです、とは書いていません。空想するのも楽しいですよね。

下周りと碇が割と気に入った塗りに
船底に使用したアクリルガッシュ

「ウキトバチ」のシリーズはいつか1冊にまとまって欲しいなという願いも込めて。
もし本誌で読み飛ばしてる方がいたらせめて掌編小説だけでも読んでほしいな。作る模型の背景がよりガッチリするので私はとても良い表現の1つだと考えるし、それこそ正しくファントムとして完成させた物に自分なりの背景がついたりしたらとても胸躍ると思うのです。

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ナツ
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