月に吠えらんねえ。
インフルエンザで1週間寝込み、ついでに高熱で内耳をやられたらしく、船酔いのような眩暈が続いている。ので、ちょっとSNSなどは控えてたのだが、基本ネット廃人なので、フワフワしながらスマホを弄っている。
寝込んでいる間に退屈して清家雪子さんの「月に吠えらんねえ」という漫画をKindleで大人買いした。本作でいろんな賞をとっていることだけは知っていたが、読むのは初めての作家さん。
頁ごとの情報密度が半端なくて、国文科卒ではない私的には2割か3割ぐらいしかネタが理解できてないような気がするけど、ただならぬ作品であることだけはわかる。文芸ヲタの妄想トークを力技でねじ伏せて、人に見せられるレベルの作品として成立させちゃってるのがすごい。近頃の漫画はやっぱり面白いなぁ。
これ、どこかの文芸ヲタが更にノベライズしてくれないものだろうか。各作家の文体模写なんかも織り込んで小説化してくれたら、すっばらしい二次創作物ができそうなんだけど。
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