160923 豊島 ⑴
瀬戸内海の島、豊島への旅のメモ。そのいち。
瀬戸内国際芸術祭の夏会期と秋会期の間を狙って、豊島と犬島にいってきた。
岡山からバスに乗って宇野港へ。
港のインフォメーション横にも展示がある。レンタサイクルとして借りて走ることもできるらしい。
沖縄の八重山にいくときの高速船イメージして行ったら、車ものっかる大きなフェリーだったので驚く。待合室にいるつもりですでに船に乗り込んでました。
豊島横尾館。
横尾忠則というのは私的にはアングラ演劇のポスターの人、というイメージだったんだけど、案外真面目な油絵もあるのだ。この写真の右側の、サイロみたいな建物の滝の展示が圧巻。
なんとなく懐かしい、何でも屋さんがある。
島にはやたらたくさん猫がいた。猫天国。エーゲ海の島々は猫天国だと聞くけれど、やっぱり気候が温暖な島には猫が増えるものなのかしらん。
お猫さまたちは車が来ても避けない。こんな調子でのーんびり。車のほうがスピード落としてる。
島内の循環バスは芸術祭会期中ではないので本数が少なく、レンタサイクルで回ってる人が多かったです。でもかなりの山道なので、電動アシスト必須。
マイクロバスの運転手さんに「先払いですか、後払いですか」と聞いたら「どっちでもいいですよ、島にくる人でお金を誤魔化すような人はおらんから。」って言われて、なんだかほっこりする。
島キッチンのランチ。おすましの中のそうめん含め、全部島で採れたものだそう。焼いてオリーブオイルと塩をかけただけの野菜があまりに美味しくてびっくりした。
このレストラン近くに、いくつかのインスタレーション作品がまとまっている。嵐の夜を追体験できる、ストームハウスに行ってきた。
母は「あれは台風っていうより通り雨よ」と言ってたけど、私は小学生のときに一度だけ経験した台風の夜の停電のこととか思い出してとってもワクワクした。同じ場所で同じ体験をしても、それぞれ感じることは違う。面白いなぁ。
この旅は、もう少し続きます。