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King Gnu @ Zepp DiverCity Tokyo

今年1月に #雨のパレード  というバンド目当てで行ったROCK AXというライブイベントで初めて聴いてKOされ、帰り道に速攻でFC入ったけど、ぜんぜんチケットとれなかったので、結局それ以来、約10カ月ぶりのKing Gnuのライブ。単独は初参戦。

スタンディングには体力的に自信なかったので二階席で観てた。客入れの段階からロケットか飛行機が飛び立つ前みたいな音がブンブンしててカッコいい。

ROCK AXの時はバーンと出てきて圧倒的なライブ見せつけるだけ見せつけて去っていった、という感じだったので、わりとクールなライブなのかなーと思ってたけど、いやいや熱い。

このバンドでフェスとか慣れてない四十路にスタンディング無理だ、と思った私の判断は正しかった。あと、しょっぱなから結構歌わされるので歌詞をあんまりちゃんと覚えてない私は焦りました。課題曲多め。

それにしても勢いがある。既にもっと大きなハコでのライブを見据えてる感じの演出だなーと思った。これで紅白に出たらますますチケ取り困難になりそうなので、とりあえず行けてよかった。

ROCK AXの時も、会場まとめて抱いてやるぜ的な余裕とパワーがあったけど、MCほとんどなしで曲を繋いでいく構成ほんとカッコいい。

ツインボーカルで倍音みたいなユニゾンを多用する上に拡声器使ったりするので、音の層が分厚くて気持ちがいい。音楽のジャンルとしてどういうものなのかはよくわかんないけど、私はとにかくこういう密度の濃い音作るバンドって好き。でも途中にはアコースティックコーナーもあったりして、多芸多才を感じさせる。

あらためてライブでまとめて聴くと、(音楽ジャンルは違うけど)YMOみたいな音楽だなーと思った。音大ロックっていうか、音楽エリートの作る曲…

とにかく、すごい質量の音楽的な知識が土台にあって、その上で自分たちのジャンルを再構築してる感じ。キャッチーなだけじゃなくて評論家の人も好きそうな音楽だなーと。実際にメンバーの多くが東京芸大の音楽学部だったそうなので、たぶんこの印象は間違ってない。

でも、ライブはちゃんと熱くて挑発的。井口くんが音楽関係者の多い二階席を煽って立たせたりしてて、全員が平成生まれという事実を改めて思い出した。(だいたい甥っ子と同じぐらいの年齢。髭面男子を見ると自動的に歳上だと思ってしまう癖が抜けないが、自分の歳を考えれば大抵のミュージシャンは歳下なのだ…)

フロアはリア充だらけだったし、いずれ海外進出とかもあるだろうし、私のような日本のロック初心者のおばさんが推さなくても、スターダムへと駆け上る姿を側でのんびり見てればいいんだなと思う反面、この手のジーニアス系は(ぼくりりくんのように)ある日突然サクッと辞めてしまうパターンもあるので、やはり観られる時には観ておきたいバンドだな、と思う。今度は課題曲の歌詞ちゃんと覚えて行くよう頑張ります。

先週、MOROHAのライブで行った時はピンク色に光ってたDiverCityのガンダム、今日は緑色だった。

#KingGnu #ライブ #ミュージック

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