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TENETとコンフィデンスマン.JP観てきた。

どちらの映画も書きたいことはあるんだけど、とりあえず今夜は記録だけ。

久しぶりの映画館で、映画のハシゴしてきた。難解と噂のTENETだけど、クリストファー・ノーラン節満載でほんと楽しかったです。カフカ好きなら、みんなノーランも好きでしょう?

クリストファー・ノーランって監督の系統としては高畑勲だと思う。「いやだから、それカットしたらみんな話わかんなくなっちゃうから」みたいなことを「だってちゃんと描いてあるし、見りゃわかるでしょ普通に」とかナチュラルに思ってそうなところが。

そこが嫌いな人は嫌いだろうし、好きな人は好きなんだろうと思います。私は好き。

コンフィデンスマン.JPは、三浦春馬くんのことがあって、なかなか観に行く気持ちになれなかったんだけど、時間も経って少し落ち着いたのと、TENETは難解だー難解だーという話を聞いていたので、じゃあ先にTENETみて、そのあと痛快娯楽映画のコンフィデンスマンみて、ジェシー(三浦春馬くん)を笑顔で追悼しよう、というコンセプトで予約した。

そしたら、朝からスターこと竹内結子さんの訃報が飛び込んできて、なんだこれ…と思いながら劇場に行くことに。どんな気持ちで見ればいいのか、ぜんぜんわからなかったよ…

難解だーと言われてたTENETは、私的には痛快娯楽時空スパイ映画としてめちゃくちゃ楽しかったです。あと二回は観たい…できれば大スクリーンで。

コンフィデンスマンは、楽しかったしいつものようにハートウォーミングなエンディングだったけど、エンドロールで三浦春馬くん、竹内結子さんの在りし日の姿を連続で見ることになり、完全にお通夜モードになってしまった。自分よかはるかに若く才能に満ちた人が亡くなるのは、知り合いじゃなくてもつらい。

コンフィデンスマンをまた楽しい気持ちで見られて、ああ、三浦春馬くんコメディの才能もあったな、とか、竹内結子さん楽しそう、とか思えるようになるのには、またちょっと長めの時間がかかりそう。

他人の私でもこうなので、ご遺族が、出演作の中の永遠に若い彼や彼女を観て「いい演技だった」「いい笑顔だな」って思えるようになるのには、もっともっと長い時間がかかるんだろうなと思う。どうぞご遺族の心に癒しがありますように。特に竹内結子さんのお子さんたちが傷つくような報道がありませんように。

そして有名人だろうと市井の人だろうと、病気でもない人が、寿命を全うせず亡くなってしまうということが、この世からなくなりますように。

だから私は「一日1つの幸せだったこと」を書き続けたいのです。

久しぶりの映画館での映画、ほんとに嬉しかった。大スクリーンはやっぱりいい。あと半券でレストランの食事にプチデザートつけられたので幸せでした。帰りに沖縄の雪塩ちんすこう買えたのも。ささやかだけど、いっぱいいいことあったな。

私だってSNSには書いてないようなあれやこれやで、人生いやになったり、先行き不安で気が滅入ることもあるけど、でも明日は雪塩ちんすこうおやつに食べたいし、見たい新作映画もまだあるから、明日も生きようと思います。みんな、生き延びような!

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