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磯田道史氏『天災から日本史を読み直す』
テレビにも出演される、歴史学者の磯田道史氏。氏のお母様は、2歳のとき昭和南海地震(1946)年に遭遇。そんなこともあり、地震や津波の古文書があるとコピーしていました。
そして、2011年東日本大震災。これまでためておいた知識を、表に出さないと思い、防災研究を始めたそうです。
読んでみて、先人の知恵から学ぶことはたくさんあるなと思いました。
特に印象深かったのが、子どもに関わる内容です。
幕末に、ある学者が最近地震が多いことを不安に思い、妻とある取り決めをします。それは、
「今度大きな地震がきたら、私(学者)は9歳の長男を、あなた(妻)は3歳の次男を抱いて逃げよう」
その夜大きな揺れが起こり、学者と妻は素早く子ども達を抱きかかえて、間一髪逃れることができました。
→子どもが2人以上いる家庭では、災害時誰がどの子を助けるか話し合うのが大切。
終戦翌年の1946年に起こった昭和南海地震。津波が起こり、赤ちゃんを抱いて逃げた母親。高台のお寺の石段を登っていたところ、津波が押し寄せ、赤ちゃんが腕からすり抜けて、母子共ども波にさらわれてしまいました。
→おんぶ紐(今は抱っこ紐)が母子をつなぐ命綱。
他にも古文書を読み下し、分かりやすく書いてあるので、ぜひ読んでいただきたいです。
それを元に、防災と子育てをテーマに記事を書きました。良かったらお読みください。