私の好きな本の前に、好きな作家紹介から~氷室冴子氏
5回目の私の好きな作家紹介。今回は、氷室冴子氏。
前回の投稿で少しお名前を出しました。中学生のとき、夢中になりました。
「ティーンに大人気の作家」みたいな触れ込みを聞いて、正真正銘の「ティーン」だった私は、よし読んでみるかと思ったのがきっかけ。
それで、あっという間にハマりました。
その頃の少女の憧れが、「ギュッ」と詰まっています。「彼氏」なんて、空想の中にしかいなかった私にはね。
特に好きなのが、『なんて素敵にジャパネスク』シリーズのような歴史物。平安時代のお姫様が主人公ですが、現代の少女と同じ感覚で話が進むのですが、これが全く違和感なし。
子ども心に、「氷室さんは、ものすごく勉強して(古典文学や歴史)、ストーリーを考えたんだな」と思いました。
「几帳」(パーテーションみたいなもの)「裳着」(女子の成人式)などという単語を覚えたのも、ここからでした。
ここでも日本史への関心が強くなりました。
そして、「勉強って、大事なのかも」薄々感じさせてくれました(実行に移すからは、別の話)。
この頃は周囲でもコバルト文庫を愛読している子が多くいて、それぞれ「推し」がいました。それで、作品を交換し合って読むの、すごく楽しかったです。
永井路子氏同様、この方も私を日本史の世界に導いてくださったのかもしれません。
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