海を越えた白菜サラダ
すっかり、お久しぶりでございます。
2022年4月から2023年の3月までの約1年間、
ブラジルでインターンシップしていたんだけど、
それがすっぽり抜けちゃった。
22歳から23歳を過ごしたブラジル。
人生ではじめて彼氏ができたブラジル🥺❤️w
面白いことがたくさんあったので、後々、シェアはぴしたいと思います💓
めっちゃ大きい福島!いわき!
今回は、福島県のいわきに行ってきました!
ということで、改めてマップでいわきの位置を確認。
いわきはちょっと茨城を出たとことにあるのですね!
でも…あれ?
私の画面に福島が収まってない!!笑
ギュイ〜ンと縮小してみる。
え!!!!!
茨城県=デカい という私の方程式が崩れるw
福島デっっっっっカ!!!
調べたところなんと、福島は「日本で3番目」に大きいのです!!!👀
今回はそんな福島の中でもダントツの面積を占めるいわき市
北部に位置する 川前町 という小さな町へ行きました!
川前町の「おおか」
今回、私は猪狩さんという先輩に連れられて、川前町に行ったのですが、
「ここからどんどん家が減るからね」
「ここが最後のコンビニだよ」
などと脅され…笑
田舎が好きな私は、そんなのヘッチャラ!と思っていたのですが、
確かに、本当に奥まった何もないところに、その川前町はありました。
全然写真が撮れずに、その辺境地ぶりをお伝えできないのですが、
ここは人口1,000人以下、2人に1人が高齢者という、
いわき市の中でも最も過疎化が進んでいる地域だそうです。
そこに立ち上がったNPO法人「小さな拠点おおか」が古民家をリノベして、
人が集まれる「小さな拠点」として、おおかをオープンしました。
そこで、「タブレットを使ってみんなで繋がる!」の講習がありました。
来ているのは、70代、80代+のおじいちゃんおばあちゃん。
講習後のランチを、私も一緒に準備しました✨
ここで準備したサラダが、白菜の千切りでした。
みんなでご飯を食べていたら、おばあちゃんたちがこんな会話をしていた。
「白菜のサラダは美味しいだろう〜」
「サラダで食べるなんて初めてだ〜」
すると、あるおばちゃんが、
「これに温めた油をかけて、醤油をひとまわしかけると、更に美味しいんだ」
と言った。
私の頭には、ブラジルでよく食べた白菜のサラダが浮かんだ。
ブラジルの田舎町の日本語学校で働いていた私。
その学校では、敬老会やお話大会、近所の日本語学校との定例会、勉強会など、
とにかくイベントづくし!!!
そのイベントの後には必ず、「持ち寄りの食事会」がありました。
その中でも特に私が大好きだったのは、日系人のおばちゃんが作る
「白菜のサラダ」です。
日系移民のおばあたちが日本からブラジルへ持って行ったと考えられるレシピ。
このサラダには「オリエンタルサラダ」と仮の名前がついておりますが、
それは私が日系人のおばちゃんにレシピを聞いた時に無理やりつけた名前wで、
本当は名無しの「白菜サラダ」なのです。
私の知っているバージョンは、
たっぷりのオイル、ニンニクと唐辛子を炒めた後、醤油とお酢をジュッとして、
ざく切りの白菜に回しかける。
それだけ!
それだけなのに、一人で白菜丸ごと1個食べてしまうくらい美味しいのです。
日本に帰ってきてから恋しくなって、「白菜」「ブラジル」で調べたら、
2015年にレシピを公開している人がいました!!!!!!
白菜って、鍋や炒め物、漬物で食べるイメージしかなかったのですが、
白菜は瑞々しいし苦味もない。コリコリとした食感が最高!なので、
サラダで食べるとめっちゃ美味しいんですよね。
おおかのおばあたちが話しているその白菜サラダ。
私がブラジルで食べた「オリエンタルサラダ(仮)」と同じ起源なのかも!
そう思い気になって聞いてみると、
「わかんね。おばあちゃんの頃からそうしてた。」
なるほど…繋がった…!!!
ブラジルへの日本移民は1908年から高度経済成長期くらいまで続いていた。
きっと、おおかで出会ったおばあの家に伝わるレシピも、
日本から18,000km も離れたブラジルで受け継がれているレシピも、
元を辿れば同じなのかもしれません😭💖
日本は福島の奥地と、ブラジルはサンパウロ州の奥地。
白菜サラダで繋がったのです。
おしまい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?