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日記(1) -SaunaLab FUKUOKA-

福岡 博多へ一人日帰りの旅に出た。
私の住む地域からは新幹線で約1時間。
九州新幹線に乗れば普通車指定席でも4列シートで広々快適。(ほぼ東海道新幹線のグリーン車じゃん)

片手にドトールのコーヒーを持ち、
ほぼ始発の新幹線に乗りこみ出発。
走行中はほぼトンネルで景色を楽しむという感じではなかったものの、新関門トンネルでは「海底を走っているのか…」とちょっと興奮。
博多駅への到着直前には福岡空港へ着陸する大きな飛行機が真上を通り過ぎ、脳内では山下達郎のRide on timeが流れた。

朝8時頃の博多駅はかなりの人だけどなぜか不快感は無くって、乗り込んだ地下鉄もそんなに混雑しておらず、快適だった。

赤坂の喫茶店でコーヒーを飲み、櫛田神社・住吉神社などを巡り、好きなセレクトショップの福岡店を眺めたりして、今回の旅の目的「SaunaLab FUKUOKA」へ。


SaunaLab FUKUOKA

かがまないと入れないような小さな扉

ドラマ「サ道」シーズン1 第8話でミズキ(小宮有紗さん)が訪れるSaunaLab名古屋店。この第8話を見てからずっとずっとSaunaLabに行きたくて、3店舗あるうちの福岡店へ今回ようやく来ることができた。
数日前にフリータイムで予約を入れておき、それからは「サウナイキタイ」の口コミをひたすら見続ける毎日…

いざ入店

レセプションでは女性スタッフの方が2名。向かいには物販コーナー。
まずは名前や初めての来店か否かを記入し予約の確認。
初めての来店の場合は利用方法や注意点、退店時間などの説明を受け、ロッカーのカギを受け取りロッカールームへ。

店内の案内。


ロッカーキー

ロッカーを開け、
・フェイスタオル
・バスタオル
・ポンチョガウン
・巻布
・サウナハット

が入ったバッグを取り出し早速着替え。
この巻布を着るのがなかなか難しかった…
ずり落ちないように、かつキツくしすぎないように…
格闘すること5分。化粧を落としたり荷物整理したりで結局準備が終わるまで15分かかった。笑
フリーコースにしてよかった~…

休憩スペース

ポンチョを着てロッカールームを出るとまず目に飛び込んできたのは休憩スペースである「Forest Living」と「Forest Library」。
暖炉を囲むように設置された木の椅子や寝ころべるようなベンチ。壁面には水風呂の大きなアート。本棚にはサウナに関する本も多く飾られていてこれだけで大興奮。
離れた一角にはフリードリンクコーナーがあり、コーヒーやハーブティー、デトックスウォーターなどが楽しめるように。
ぐるっと見回していざサウナへ。

サウナ

4種類のセルフロウリュ可能なサウナと、水風呂の代わりのアイスサウナが1つ。サウナの詳細はサウナイキタイや他の方のブログなどにたくさん書いてあるので割愛しますが…どれも最高…至高…
予約制のサウナということもあって込み合うこともなく、基本は1つのサウナを1人で利用できるため、自分のペースで楽しめる。
中でもドームサウナとフォレストサウナは、サウナーの夢である「寝ころびながらサウナに入る」ということができるのでもう言うことなし…
日替わりのアロマ水で、好きなタイミングでできるセルフロウリュ。どのサウナもそこまで温度が高くなく、リラックスしてゆったり入れる作りもとっても素敵 (昭和のストロングスタイルももちろんいいけど)。これがフィンランド式なのか…とまったり12分程度。
アイスサウナはフィンランドの外気温-25度を体感できるということで、水風呂とはまた違った初めての感覚でニヤニヤしてしまっていた。
隣に人もおらず、静かな空間で一人サウナに集中できる環境ならば、この値段でも高くないなと思った。

SAUNA STYLE
サウナと館内のスペースを
すべて自由にご利用いただけるプランです。
3h¥2,500
Free¥3,700

https://saunalab.jp/fukuoka/

ForestLivingで、とくさしけんごさんの音楽が流れるなかポンチョを身にまといまったり休憩。なんとも言えない安心感。サウナ→水風呂→外気浴のいつものサウナのルーティンとはまた違った感覚で心地良い。
他の方も基本的には一人で来ている方がほとんどなのでそれぞれ静かに自分の時間を過ごしていた。「なんかもう(良い意味で)どうでもいっか~」と脳みそのコリがほどけていくような、そんな感じ。

サウナの様子を写真に収めることも忘れ、自分自身の感覚に正直に過ごした5時間。そんなこんなで合計7セットほど楽しみ、しっかりと物販コーナーでサウナグッズやステッカーなどを購入し退館。今回の目的は無事に達成。

天神地下街で一人飲みの後、博多駅で一人鍋専門店でもつ鍋とちゃっかり締めのちゃんぽんも食らい、博多駅を後にした。22時前には自宅に到着。夢のような1日だった。


店舗側からというよりお客様側からの視点で、日本のサウナはどうあるべきなのか、正しいサウナというものはどんなに素晴らしいものなのか、ということをお客様に気づいていただき、サウナ体験を広げていってもらうための活動という位置づけで取り組んでいるのが「サウナラボ」なのです。すでに名古屋、福岡、東京の3都市で拠点を展開していますが、これは収益事業というよりも、都市部のめまぐるしく精神的ストレスの多い生活で心身ともに疲弊する方々に向けて、サウナを通じて身体的な感覚を取り戻してもらうとともに、まちづくりにも寄与する拠点の1つにしたいとの思いで運営しています。

https://www.sogo-unicom.co.jp/leisure/mag/202205/01.html

帰宅後、暇さえあれば㈱ウェルビーの代表取締役 米田行孝さんのインタビューや対談の記事を読みあさっているが、たびたび出てくる「感覚」というキーワードにグッときた。
スマートフォンから流れてくる情報の多さと、あっという間に過ぎていく時間。そもそも私がサウナにはまったのは強制的にそういった情報をシャットアウトするのがきっかけだった。いつも何か頭のなかにもやもやしたものがある。意味はないのにスマートフォンを触りSNSを見る。読みもしないネットショップのメルマガやライン通知の音をきっかけにまたスマートフォンを触る。そういったことから一時的でも離れたくて始めた趣味は多く、なかでもサウナは生活の一部になっている。

そうか、私はサウナで「感覚」を取り戻そうとしているんだなぁ~。

今回のSaunaLabへの旅はなんとなく今後の自分にとって何かの小さなきっかけになるんじゃないかなぁ。なんて思った一人旅でした。


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