1週間日記

11/4
「仕事行きたくないなあ」と言いながら部屋を掃除する。
「仕事行きたくないなあ」と言いながら洗濯物を畳む。
「仕事行きたくないなあ」と言いながら蒸したかぼちゃを潰す。
「仕事行きたくないなあ」と言いながらお風呂に浸かる。
「仕事行きたくないなあ」と言いながら眠りにつく。
そうして何事もなく生活はつづく。

11/5
わたしから語尾の「さん」が抜けたとき仏の顔は般若になるぞおい（短歌）

キッチンペーパー4個セットとティッシュボックス5個セットを両手に持ち、トイレットペーパーをバスケットボール選手のように脇に抱えて家まで帰る。今わたしは「めちゃくちゃ家に紙がない人」に見えているのかもしれない。

11/6
もうやだ〜〜〜〜〜〜〜〜（大の字して側転🤸）

11/7
泣きながら冷えたお弁当のコロッケを食べる。
なんにもうまくいかなくて、世界がきらいになりそう。

大泣きしながら会社を逃げるように出る。
気をつけているつもりでもミスばかりしてしまって、申し訳なさと恥ずかしさで惨めになる。「コイツ今日も仕事できませんでした」と烙印を押された気分。
ぽろぽろと透明な雫が落としながら、早歩きで歩く女を誰も気に留めやしない。ここは東京。

11/8
父よ、誕生日おめでとう。
わたしはあなたの「喫茶店を開く」という夢を、誰よりも楽しみにオープン日を待っています。
「いつか沖縄へ行ってみたい」という高所恐怖症なあなたをえいっと飛行機へ乗せて、沖縄で母とのんびり海辺を歩いてほしいものです。長生きしておくれ。

母からのLINE
ZOZOTOWNが読めて嬉しかった父。いい。