1週間日記 |vol.6
12/9
月曜日は毎回不調で始まるんかというくらい不調。
顔が濡れてしまったアンパンマンと同じくらい力がでない。ア〜〜もうすぐかびるんるんになってしまうかもしれない。
中間のかびパンマンになりかけていたので緊急メンテナンス。お湯を溜めてお風呂にしっかり浸かり、夕飯は残り物おかずだけどしっかりよく噛んで食べた。頭皮マッサージをしてささくれまみれの指先にネイルオイルを塗る。早々とベッドに滑り込んで、今日はもうおやすみなさい。
12/10
早く寝たおかげかぱちりと目が覚めた。
太陽は完全には昇りきっていなくて部屋はまだしん、と音がするほど青白かった。
今日もしっかり夕飯を食べた。
大根と豚ひき肉のそぼろ餡を作った。これはしっかり染みたぞと思っても、毎回ちょっと大根がガリゴリしてしまう。現代人の弱りきった顎にはちょうどいいだろと気にせずそのまま食べた。
12/11
寒い!寒い!!!!!
マフラーをきつく巻いて顔を埋める。手袋買おうかなぁ。
マツキヨに寄ったらモンテールの生チョコクレープが残り一個だったので、シュークリームと一緒に買った。コンビニより薬局でスイーツを買う方がなんとなくお得感を感じるのはわたしだけだろうか。
12/12
まだ後もう一日あるのに木曜の夜はだらけてしまう。明日乗り切れば休みだという気持ちが先んじて、解放されたような感覚になってしまうのだ。はーさてさて洗濯物畳まないと。
12/13
カレーにしようと豚こまを解凍して風呂に入ったら、なぜか無性に豚汁が食べたくなったので豚汁に変更。
野菜をこれでもかと詰め込んだら、炊き出しみたいな量の豚汁が出来上がってしまった。
12/14
母と電話しながらバナナケーキを焼く。
久しぶりに母と話してパワーチャージした。母はいつだってわたしのパワースポットなのだ。年末帰るの楽しみだな。
夜は恋人から少し悲しい連絡がきて、気が動転してしまった。自分の持っている情報を伝えるべきか悩んで、また母に連絡した。腹の中では決まっているのに背を押してほしいだけだと分かっているけれど怖かった。勇気を出して伝えた。恋人の文面には力がなかったけれど、丁寧な言葉で「ありがとう」と言ってくれた。どうか、どうか。
12/15
プチ大掃除をした。じっとしていると色々つまらない事を考えだすので動くことにした。部屋もトイレもぴかぴかにして、気になっていた窓掃除もして玄関の床も磨いた。ルームミストを振って、部屋の隅々に柏を打つ。部屋が綺麗になると気分が落ち着いて、お腹が鳴った。
ソファにもたれてしばらくの間は本を読んだ。ちょっと疲れたのでお茶にしようと立ち上がり、湯を沸かしている間に昨日のバナナケーキを一つ切り分けた。
「本当は明日、恋人が帰ってくるから焼いたんだよな」とぽつんと心の中でつぶやく。作ったことに喜んでもらいたかったし元気になってほしかった。でもきっと明日、恋人は帰ってこれない。パチッとお湯が沸いた音で我に返り、なるようにしかならんともう一つ切り分けて食べた。