次に向けて。
一通りの検査が終わり、ステージが知らされた。
希少ガンに分類されるだけあって、ネットでしつこく検索しても、得られる情報に限りがあることが分かった。
ネガティブなイメージから脱け出せなくて、泣く日々が続いた。
入院の日にちが決まった。
現状本人に身体的痛みがないのが幸い。
手術が治療法。
けれど手術してからが痛みとの戦いになると思うと、複雑な気持ちだ。
混乱して、泣いて、調べて。
それでもある時から少し冷静になれてきた。
兄弟たちに、知らせるかどうか。
特に近くに会う予定もないし、心配だけかけるのも何だから事後報告にしようか。
本人は会社、健保関係の手続きを終えた。
そして今、入院、手術前のコロナ対策の外出自粛期間中だ。PCR検査を含む。
不安と、気を許すとただの休日なんじゃないかと思う錯覚の入り混ざった、こんな待機時間があるなんて。
入院患者との面会禁止の状態は続いているらしい。家族でも。
病とコロナ、両方重要な生活と入院。
どうなる?