道を空けて重さの流れに任せておけばいいのです
Sep 12, 2005(楽天blogより)
野口体操に「立ったままの波の動き」という動きがあります。
野口体操独自の美しい動きです。
どの動きも、からだの中には
「なみ・うづ・らせん」が起きているのですが
それがそのまま表に現れて幾通りもの波の通り道が
動きとなってあらわれます。
この動きは
からだの重さを緩め、溶かして
脚の下から地球の中心に流します。
地球の中心まで行き着いた重さは、エネルギーに変換されて
再びからだに帰ってきます。
行っては帰る…重さの流れが美しい波を描きます。
「からだが繋がりません」〜と彼女は訴えます。
最近入会した仲間です。
見ると、そっとそのまま放っておけないのです。
きっかけ以外は、
道を空けて重さの流れに任せておけばいいのです。
全部自分の意識の配下でやろうとして
却って何もできなくなってしまうのです。
「負けて、参って、任せて、待つ
間を空け、間を待つ」
野口 三千三
彼女のからだが繋がって
からだに波が生まれるのはもうすぐです。