見出し画像

【座右 #16】目で目は、見えぬ。

前 略

1月の初旬、目が白いカーテンの様なものに覆われ、視野が狭くなってしまった。
慌てて眼科にかかったところ「これは網膜剥離もうまくはくりです、これ以上放っておいたら失明しますよ!」と言われ、その二日後に、急きょ左眼の硝子体しょうしたい手術を受けた。

手術は1日で終わり、3週間ほどの静養を経て復職したが、まだ視力が十分に回復していないため、車の運転は出来ない。
また、テレビやパソコンなどを長時間見るのは、かなりツライ。( ಠ_×;)

久しぶりの、note 。

目に負担がかからぬ程度に、そのウンチクを語ってみようか。

■ 網膜剥離とは

網膜剥離もうまくはくりとは、眼球の内側にある網膜という膜が剥がれて、視力が低下する病気です。
網膜とは、目の中に入ってきた光を刺激として受け取り、脳への視神経に伝達する組織で、カメラでいうとフィルムの働きをしています。

網膜の剥がれは、痛みを伴わないので気付き難いのですが、加齢や糖尿病などの病気、事故などの物理的ショックが原因で引き起こされます。
しかし、これを放置しておくと、最終的には網膜が剥がれ失明してしまう恐れがあります。

■ 治療法

剥がれた網膜を戻すには、瞳孔から網膜の穴にレーザーを照射して焼き付ける、硝子体しょうしたい手術を行います。
手術自体は、部分麻酔を行うため痛くは無いのですが、術後は眼内の状態が落ちつくまでうつむきの姿勢を2週間ほど保たなくてはなりません。
これが、なかなかキツかった。思わず “ウツムキな性格” になりそうで... ヾ( _  _;)

■ 早期発見

網膜剥離は、その前兆として飛蚊症ひぶんしょうが現れることがあります。
飛蚊症とは、物を見ているときに “黒い虫のようなものが動いて見える状態” のことで、その形や大きさは様々。視線を動かすと追いかけてくるような動きをする場合もあります。
飛蚊症自体は、加齢と共に進行する現象ですが、それが大きくなったり、眼の中でピカピカ光って見えたり(光視症)、見ている物の一部が見えなくなったりした場合は、すぐに眼科へ相談してください。

■ その他の病気

  • 白内障
    白内障は様々な原因で起こりますが、最も多いのは加齢によるもので、これを “加齢性白内障” と呼びます。個人差がありますが、誰でも年を取るにつれ、水晶体は濁っていきます。これは一種の老化現象ですから、高齢の人ほど多く発症します。

  • 緑内障
    緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野が狭くなる病気のことです。その原因は、目の硬さである眼圧がその人の耐えられる眼圧より上昇することにより起こります。特に糖尿病などの基礎疾患がある方は注意が必要で、治療が遅れると失明に至ることもあります。

※ 付記

他人のことはよく分かっていても、いざ自分の事となると、さっぱり分かっていないのが、私たち人間。こうしてnoteを綴れるのも、目が見えるからこそ。

えっ

文字がぼやけて見える?
上か下か、分からない?

そこのアナタ、すぐに眼医者さんに行った方がよろしいかも... (♀_゚)σ エ~ット.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?