石破内閣はいつまでもつのか?
こんばんわ、予決研です。先の衆議院議員選挙で惨敗した自民党総裁の石破茂氏ですが、意外にも責任は取らず、総理大臣も辞任してませんね。しかし、少数与党だと政権運営は難しそう。
さて今後の石破内閣はどうなるのか。まとめてみました。
北國新聞の見解
旧安倍派のベテランは「参院選まで持たないだろう」と予想。若手は「『選挙の顔』にならないことが分かった。既に土俵際だ」と行く末を危ぶんだ。ただ退陣要求の声は一部にとどまる。閣僚経験者は「誰も火中の栗を拾いたくないだろう」と延命を予想した。
青山繁晴氏の主張
自民党の保守系議員集団「日本の尊厳と国益を護る会(護る会)」の代表、青山繁晴参院議員は29日、夕刊フジの取材に応じ、「民意が示された時点でいったんけりをつけないと選挙の意味がない。民主主義の否定だ」「石破首相は1分1秒でも早く辞意表明すべきだ」「内閣総辞職することこそ職責だ」などと訴えた。
佐藤健太氏の見解
石破首相を本気で引きずり下ろそうとする勢力は現時点で不在なのだ。その意味では恨み節は多くとも、石破首相は「辞めるとしても辞められない」状況にあると言える。与野党にパイプを持つ森山幹事長は国民民主党に協力を呼びかけ、無所属議員にも秋波を送る。「今の自民党に幅広く協力を求められるのは森山氏しかいない」(自民党ベテラン)ことも執行部を代えられない背景にある。
逆に言えば、高市氏ら「ポスト石破」候補たちは来年度予算が成立した直後から来夏の参院選に向けて動きを本格化させることになる。
産経新聞の見解
自民ベテランは「普通に考えれば、来年度予算成立後に退陣だろう。今は『石破おろし』をするタイミングではない」と指摘する。ただ、自民重鎮は「政治とカネ」の問題を巡る自民への逆風が収まらないことを念頭に「首相が交代したところで、何か得るものがあるわけでもない」とため息をついた。
高橋洋一氏の見解
「委員長が誰になっても、野党であれば、来年度予算案が「人質」となり、来年3月の年度内成立のころには内閣総辞職くらいの代償を払うことになるだろう。」
「ただし、そこまで石破政権はもつまい。・・・特別国会後、早期に臨時国会の召集もある。そこでは、補正予算などが審議されるはずだが、野党案を丸のみしないと成立しない。補正予算も予算委員会でやるので、下手をすると内閣不信任案が出て、石破政権は万事休すかもしれない。」
「別のケースとしては、石破政権が〝保身〟に走ることが考えられる。そこでは財務省の意見が通りにくくなり、国民民主党が主張するような減税中心の補正予算という国民にとっていいものになるかもしれない。そうなると、これまでの経済停滞の犯人が財務省であることがあぶり出されることもあり得る。」(2024/11/13 Xツイートより)
週刊文春「新聞不信」
ネットのコメント欄を読む限り、世間の反応はまともだ。躍進した国民民主党が与党の尻を叩き、賃上げや企業・団体献金の廃止など改革が進めば良し。自公政権か野党連立政権かといった政局論は眼中にない。政策論が大事と思う真っ当な反応だ。
まとめ
来年度予算成立前後での内閣総辞職が濃厚で、早ければ今年の補正予算審議での内閣総辞職もありうると言う見解のようです。でも自民、公明だけでなく、多様な意見が出て議論・反映される現状が健全なのかも知れないですね。