アパレル×IT×フリーランス で稼ぐ
アパレルビジネスと聞くと服の製造小売業を1番にイメージするのでは無いだろうか。
私は以前からアパレルで社会貢献がしたいという夢と、時間や場所に縛られず世界中を周りながら生活したい、という漠然とした夢があった。
私はアパレル、社会貢献、世界中を周るという3つの夢を叶えるべくただ漠然と日々仕事をこなす毎日を送っていた。
そんな中1つ目の点と点が線で繋がったのはアパレルと社会貢献である。
全ての仕事に意味があり誰かの役に立っているという事、これは前提として考えられるのだが私はより人の手が必要な部分の力になりたい、という思いがあった。個人的な意見なのだが服とは無くてはならないものだが必要最低限以上は贅沢品として捉えられる物、その為日本を含む先進国では贅沢なビジネスだ、という考えだった。
そんな中アパレル×社会貢献を模索していると、ふと読んだ一冊の業界本から現代のアパレル業界はトップクラスで様々な社会問題を抱えている事を知るのであった。環境汚染の問題から廃棄問題、低賃金労働から動物虐待まで自分の好きな仕事がこんなにたくさんの課題を抱えているという事をはじめ知ったのだった。
今は亡きルイヴィトンの元デザイナー、ヴァージル・アヴローが「ストリートウェアはこの先10年のうちに廃れる」と発言し反感を買ったのは、服を生み出す事により加速する社会問題を見据えて、地球や人やファッションを思った発言なのであろう。(少し無責任な感じはするのだが)
話は逸れたのだがこの社会問題を解消する事が自分の携わりたかったアパレルと社会貢献を繋ぐ線になると確信したのである。まさに点と点が線で繋がった瞬間であった。
2つ目の点と点が繋がったのはアパレル×社会貢献と世界中を周る、という事である。1つ目の繋がりを一冊の本で見つけた私はどっぷりと読書の魅力にハマってしまいそこから本を読む事が日課になった。そんな中、自分の今の環境ではアパレル×社会貢献の実現は難しいと感じる様になっていった。
当時働いていた会社はアパレル製造、小売、卸を行っている会社だったのだが会社の売上げ自体ギリギリで、給料は一向に上がらず、社員は会社や上司の悪口ばかりで働くに耐えない環境だった。当時は何よりもとりあえず給料を上げたい、という気持ちが強く、考えた結果(当初は某スポーツアパレルメーカーで働いていたのだが)そもそも市場規模が縮小しているのに会社の売上げが上がるわけない、会社の売上げが上がらないのに社員の給料が上がる訳がない(市場規模が縮小していてもその中に必ずビジネスチャンスはあるのだが)と思いひたすらアパレル業界で成長している企業を調べ続けた結果、一つの結論が出た。
業界全体が不況と言われているにも関わらず成長しているアパレル企業はITを駆使する事で業績を伸ばし、継続的に成長し続けている事が分かったのだ。そしてアパレルとITを掛け合わせたビジネスモデルをファッションテックと呼ぶ造語まで出ていたのである。
ITと言ってもEコマースやアプリ、プロダクトにIT技術を使用した物など様々だったのだがそもそもの不況の原因の一つとして業界全体が時代の変化に適応出来ず、いつまでもアナログでビジネスを行っていた事も要因として挙げられるのではないだろうか。
そしてITに関して全く知識が無い私は色々とITについて勉強を進めるうちにITビジネスはPC一台でも仕事ができてスキルを直接お金に変えやすい事を知った。
そう、フリーランスである。
今までアパレル業界で服の生産小売で働いていた私としては夢のまた夢であったライフスタイルである。
ファッションテックを知った私はそもそもファッションビジネス=服の生産小売という凝り固まった思考だったのだが、別に服を作って販売する事がファッションを仕事にできる仕事では無い、と気付かされたのである。(業界の中心にいるのではなく業界の外から俯瞰して見ている様な感覚)
これにより晴れて自分の叶えたかった夢、アパレル、社会貢献、世界中を周るの3つを全て線で結ぶ事ができたのであった。
が、やっと具体的なゴールと道のりが分かった、という段階でしかない。今では、アパレル×IT×フリーランスが実現できる様にIT会社に転職も果たしプライベートではIT副業で収益を確保出来る様に日々奮闘している。