帰国後のふりかえり

無事に行って帰ってこれただけでよし

 色々とトラブルもあったが、無事になんとか親子留学から帰国することが出来た。まずはそのこと自体を喜ぼうと思う。「目的地に行って帰って来る」それだけでも子連れとなると何倍も大変だ。もちろん渡航前からそれはわかってはいたが、実際やってみて、予想通り大変だった。
 今回は、行く前はエージェントの担当者Oさんに、行ってからは語学学校のスタッフの皆さんに、大いに助けてもらった。今回の親子留学では、サポート体制が充実していたことは本当に良かったと思う。正直比較するものがそれほどないので、どれがベストかなどはわからないのだが、私は大変満足している。
 「英語力」という観点で見ると、コスパとか費用対効果とか、そういう意味では約2週間の留学で私の英語力が爆上がりする事はなかった。子ども達に関しても、公立小学校で週に1回程度の外国語の授業を受けている彼らが英語漬けになっても、急に流暢に話せるようになるわけもない。だが、親子留学に「行ってみたい」から「行ってみた」になっただけでも、様々な意味で学びがあった。「英語力」のコスパだけではない、現地での学びを「留学」で得られたと思っている。

教訓(子連れ旅行全般)

 以下は今回の海外子連れ旅行で学んだ教訓と、次回に活かしたいお役立ち備忘録である。

①ベッドは避ける
 これは今回流血の惨事(鼻血)を生んだため、今後は絶対に銀マット(地べたに敷く簡易的マット)を持参しようと思っている。

②ビーサンよりスリッパ型
 もちろん、海ではビーチサンダルの方が良いかもしれないが、室内履きや簡単な外出などの日常使いでは子ども達が「足が痛い」とぶーたれるので注意が必要。

③デジタルメディアの重要性
 今回は移動時(主に飛行機)や待機時の暇つぶしに、通信を必要としないデジタルメディアとしてNintendo Switchを持っていった。もちろんデジタルメディア以外にもカードゲームや折り紙や塗り絵なども持参していた。飛行機の座席は2人ずつに離れざるを得なかったし、飛行機の仕様が機内エンタメがない(座席前に画面がない)タイプだったのでNintendo Switchの奪い合いでかなり難儀した。今回はフライト時間が短めだったのでなんとか乗り切れたが、(子の年齢にもよるが)今後は1台では乗り切れないかもしれない。
 また、コンドミニアムには(多分たまたまオプションで)Netflixが見られるようになっていたので、部屋での娯楽には事欠かなかった。もし無ければ無いなりの環境でなんとか過ごしていたとは思うが、やはりデジタルメディアに助けれられている部分はあると思う。

④1つのトラブルに集中、2つ以上が重なると危険
 慣れない土地では、日本と同じように物事が進むと考えないほうが良さそうだ。特に、「こうなる」と自分が予想した通りにならなかった場合、一旦その状況(トラブル)をやり過ごしてから、次に進むのが良い。帰国日にタクシーが来ているのに鼻血が急に出たりするので、物事は1つずつ対処するようにしたい。

コンドミニアム宿泊の場合

 以下はコンドミニアムに泊まるなら持っていくと便利なもの。

・水筒がお役立ち(ミネラルウォーターを詰めて外出できる)
・食器用スポンジがあると便利(備品として付いていないことが多い。食器用洗剤と共に現地調達もできるが、水筒用のスポンジはなかなか売っていないかも)
・うがいコップ便利(割れないプラスチックのコップを持っていった)

教訓(英語学習)

①続ける方法を探す
 誰もが語っていることだと思うので方法論については割愛するが、何事も「継続」が重要で、そのためのフレームワーク(習慣づけ)が肝だ。結局は無理やり「英語漬け」にできる環境が良いのだが、それが出来なくて苦労している。

②目標設定と機会の自己創出
 これも誰もが語っていると思うので割愛するが、目的がないと上達しない。また目的意識と同様に「機会」も自分で創出しなければと思う。

教訓(子ども達の学び)

 これが一番難しい。自分自身の学習に関しては動機づけを(無理矢理にでも)できるが、子ども達の学びについては楽しくないと続かないし、無理にやらせると逆効果になりそうだ。
「(直接体験による)続ける仕組み作り」と、「動画や歌を使ったインプット」を目下模索中だ。

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