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時間の取り扱い方法 その②

皆さんこんばんは。週末モードでエンドルフィン異常に出ているNMです。一週間があっという間に感じられてしまうのですが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、前回記事より時間のハナシをしていますね。今回は、そこから私が学んだことを述べてみたいと思います。

じっくり読んでしまいました(ごちそうさまでした)(〃▽〃)ポッ

1. 時間の「感覚」にこだわるべし

知恵の9割は時間について賢くなることである。

セオドア・ルーズベルト(第26代アメリカ大統領)

あなたは、時間についてどの様な考え方を持っていますか?時間をどう捉えるかは人それぞれですが、気にすると良いポイントがあると著者は述べます。それは、以下の通りです:

  1. 時間感覚を気にするべき

  2. 時間感覚には「個体差」がある

  3. 時間感覚をマスターすれば、時間を有効に使える

タイムマネジメントは、実は結果に必ずしも直結する訳ではないということを知っていましたか?勿論、成果に個人差はあると私は思いますが、時間の管理はむしろ私たちの幸福度に影響を与えるらしいのです。

つまり、タイムマネジメントとは「価値観の管理」なのです。例えば、「ダイエットをしたい」という目標があるとします。そのゴールの下に、「野菜をもっと食べる」や「夜は早く寝る」といった行動を追加していきますが、ベースとなっているのは「もっとスリムになりたい」という「理想」です。要するに、自身の理想の姿(まだ実現していないので、目に見えない)を目指して、それまでのステップを管理していくのです。ですから、タイムマネジメントにおいてマネジメントされているのは「アイデア」であると言えるのでしょう。

そもそも時間感覚は意識(←架空の現実)から来ているのだとか。それには個体差があると前述しましたが、様々なファクターを考慮することが出来ます。以下、その一部を述べます:

  • 選び方

  • 評価

  • 時計に対する意識

  • 出来事(体験)

  • 感情 etc…

色々な要素によって時間の感じ方は変わってくるものなのですね。

2. 脳は常に確率を計算しているらしい

どこか見知らぬ地へ旅行したとします。その際に、突然あなたは目の前にいた人から唾を吐きかけられました。極端な例えですが(笑)

まず、当然のことながらあなたは「嫌」と感じますよね。これを理論的に説明すると、まず「何故自分はこの様な扱いを受けているのだろう」と自身の記憶をもとにヒントを探ります。そこで気が付くのです、日本において唾を吐きかける行為は「侮辱」に値するのだと。こうしてあなたは「推測」します。そして、相手を睨みます。しかし、あろうことか相手は笑顔で、店の案内をし始めました。予想外ですよね。

ここで、ついにあなたは推論を修正し始めるのです。「相手は、ワンチャン自分に対して好意を持っているのかな」?目の前で起こった衝撃的な出来事ゆえに、「80%はこうかな」という見積もりが出来るのです。

意外な経験/出来事というものは、私たちの脳内に存在する確率のデータベースを更新させるのです。ここで、キーワードとなる「想起」と「予期」について解説します。

  • 想起:記憶をたどり、類似しているもの同士を探す。これより、確率の計算を開始。ここから、「過去を創造」する。

  • 予期:「未来を創造」する。想起の結果をもとに、次に起こりうる出来事の確率を計算する。

「前にも同じようなことあったな」なんてことはありませんか?私たちの脳は大したつくりになっていて、合理的に相似したものを探し出しているのです。そのデータの蓄積が過去となる訳です。これをもとに、未来について想定するのが予期です。正しい時間術は、この2つ(想起・予期)の調整をするところにあると著者は述べます。

ところで、皆さんはToDoリストをつけますか?実は、これには「注意の残留」という心理学的効果が働いているそうなのです。というのも、私たちは性質上、未完了のタスクに意識が向きます。これであるから、何かが終わっていないと、他のことに集中出来なくなるのです。私もこの経験は何回もあります。予定を沢山立てた結果、どれもが中途半端に終わり、罪悪感のみが残る、というものです。ですから、ToDoリストはやり残したことを吐き出す(アウトプットする)ためのものであり、それによって脳は安心を覚えるのです。

結局、脳ミソは比較的合理的な奴であるということです。

3. 予期のズレについて

私たちの時間の捉え方は、私たち自身が勝手にそれ(時間)をその発生確率に基づいて勝手に解釈しているのである。それは合理的であり、ゆえに正確ではない。

著者(一部改変)

前項において既に述べましたが、複数のプランを設定した場合、目の前のタスクに意識を向けづらくなってしまいます。ここでもう一つ例を示しますが、夏休みの計画を立てることをイメージしてみて下さい。考えすぎた挙句、どれも中途半端に終わってしまったことはありませんか?これは、予期のズレと呼ばれるものです。確率の見積もりが甘くなることにより起こる現象なのです。

そもそも、予期には4パターンあります。

  1. 予期が濃いパターン 

  2. 予期が多いパターン 

  3. 予期が薄いパターン 

  4. 予期が少ないパターン

1.は最も理想的なパターンです。これは点と点が繋がっている状態で、その行動には具体性があります。当事者は、自身の将来の姿をイメージ(ビジュアライズ)出来るのです。2.はイベント数(パターン)が多いケースです。3.は1.とは対照的に将来との繋がりを感じることが出来ません。4.はというと将来との繋がりがそもそも少ないケースです。私は逆にこの状態の方が伸び伸びとしていて集中できるのではないか、と思いました。

やはり、何を考えるにしても現実味を感じられるのは良いことですよね。理想(ToBe)と現実(AsIs)のギャップを認識し、適切な課題を設定出来れば、と自分にハッパをかける近頃ですorz

4. まとめ

記事ひとつにまとめるのが勿体ないとも言えるのがこの図書なのですが、皆さんいかがでしたでしょうか?これまでをまとめると、

  • 私たちの時間感覚には「意識」が寄与している

  • 過去のデータベースをもとに、私たちの脳は合理的な計算(予期)をする

  • 予期は様々なパターンがあるが、前提としてはズレが生じる

となります。まあ、私は不完全主義者ですので完璧に時間のやりくりができる人になろうとは思いませんが、時間に対する認識を変えることで、人生はより面白いものになるとは感じています。

この機会に、皆さんも時間について考えてみてはいかがでしょうか?

報告は以上です(^^♪

おわり

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