源乃樹

千葉県 作家志望 男 新人賞取れるといいな✨ https://www.ho-su.net/

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最近の記事

舞台「Birth〜祝祭」を観て

とかく我々男性は、女性の美しさの中に性的な要素や意味合いを埋め込みがちだ。だが、そんな男の身勝手な視点をよそに金澤萌恵さんの舞台は展開する。 率直に言って、男性にとって、女性の美しさと強さやたくましさはいつも並立するとは限らない。女性の強さ、たくましさについては認知すれども、どちらかと言えば、それは美しさとは別のカテゴリーにあった気がする。 私は、この点について、この舞台を観た男性陣だけでディスカッションをしてみたくなった。面白そうな試みではないだろうか。 まず、殺意、

    • 映画「怪物」をみて

       「怪物だれだ」。映画は怪物の正体を明らかにしない。そして最後に我々に強烈な問いを発して終わる。我々は、とかく自分の立場を裁く者に投影しがちだ。この映画に本当の怪物が出てくるとして、誰がそれを裁くことができようか。  我々はまた、とても犯人探しに慣れすぎている。映画では、同じ場面を別の視点(カメラワーク)で徐々に示し、物語を進行させる。それゆえに我々は前のめりになって犯人探しに躍起となる。  違うのだ。我々は前のめりのまま、足を払われ仰向けに倒されることになるだろう。気がつい

      • エゴが表面化すると道理が見えづらくなるよね。#エゴ #道理

        • 法の支配は、その支配力を徐々に強め、人間社会の自由はまったく無いものとなる。そしていつか、法は無力化される。 #法の支配 #支配力 #人間社会 #自由

        • 舞台「Birth〜祝祭」を観て

        • 映画「怪物」をみて

        • エゴが表面化すると道理が見えづらくなるよね。#エゴ #道理

        • 法の支配は、その支配力を徐々に強め、人間社会の自由はまったく無いものとなる。そしていつか、法は無力化される。 #法の支配 #支配力 #人間社会 #自由

          ある意味、仕方がないのかもしれないが、高等学校に入学したての頃、学習内容があまりに中学校の延長に過ぎて新鮮味に欠けたという思い出がある。 #高等学校 #中学校 #学習

          ある意味、仕方がないのかもしれないが、高等学校に入学したての頃、学習内容があまりに中学校の延長に過ぎて新鮮味に欠けたという思い出がある。 #高等学校 #中学校 #学習

          悲しみに耐えられる人は、すぐに怒ったりしない。 #悲しみ #怒り #忍耐

          悲しみに耐えられる人は、すぐに怒ったりしない。 #悲しみ #怒り #忍耐

          一途/King Gnuは楽器のみで聴きたいと思う。意外にも良いのではないだろうか。 #一途 #King Gnu #instrument

          一途/King Gnuは楽器のみで聴きたいと思う。意外にも良いのではないだろうか。 #一途 #King Gnu #instrument

          ともかく、ダンテの「神曲」を読み返し、サイドラインを引いた箇所を暗記している。「地獄篇」につづいて「煉獄篇」へ。年内には「天国篇」を含め、「神曲」三冊の理解はおおかた終わる。 #ダンテ #神曲 #暗記 #理解

          ともかく、ダンテの「神曲」を読み返し、サイドラインを引いた箇所を暗記している。「地獄篇」につづいて「煉獄篇」へ。年内には「天国篇」を含め、「神曲」三冊の理解はおおかた終わる。 #ダンテ #神曲 #暗記 #理解

          建築はー場所の記憶とでも言おうかー思い出の出来事や物語を想起するためのラベルとしての機能をも果たしているのではないか。それは誰からも見逃されてきたように思うし、もっと重要視されてよいと思う。 #建築 #場所 #記憶 #ラベル

          建築はー場所の記憶とでも言おうかー思い出の出来事や物語を想起するためのラベルとしての機能をも果たしているのではないか。それは誰からも見逃されてきたように思うし、もっと重要視されてよいと思う。 #建築 #場所 #記憶 #ラベル

          子供給付なんていうのは結局、政権与党の新支持層獲得戦略なわけでしょう。

          子供給付なんていうのは結局、政権与党の新支持層獲得戦略なわけでしょう。

          映画批評「生きものの記録」

           言わずと知れた黒澤明監督の問題作だが、私はこの映画を批評するにあたっては、いささかの自信もない。というのは、この映画の再生時間の約半分をストーリーとまったく関係のない別の事柄に心をとらわれていたからだ。まずこれを打ち明けたい。そこで妻の力を大いに借りることになった。一緒に観ていた妻の意見を大いに参考にした。  言い訳だとお叱りを受けそうだが、さらにその理由をこじつけてみた。私が別の事柄に心をとらわれていた理由だ。  この映画に登場する人物の多くは傍観者だ。反核に対する傍観者

          映画批評「生きものの記録」

          映画批評「マチネの終わりに」

           私がこの映画を劇場で観てからちょうど二年が経つ。原作は読み進めている途中だが、原作と映画の比較については映画に分があるように思う。少なくとも、より私をスーッとストーリーに引き込んだのは映画のほうだった。  映画全体を通して言えることがありそうだ。導入部分と終局部分での置石を見やるヨウコのシーンは物語を理解する鍵に違いない。そう思って観ていた。物語の伏線かも知れないし、その奥底を支配するメッセージなのかも知れない。私はこれを原作者から私たちへの挑戦状と見ている。私はその解明

          映画批評「マチネの終わりに」

          映画批評「コーチ・カーター」

           この映画を観れば、かつて日本で放送されたテレビドラマ「スクールウォーズ」を想起する人も多いはずだ。  物語の構成は、それによく類似しているが、そのメッセージはさらに奥深いものがある。  本作品は、名プレーヤーだったカーターが、弱小高校バスケットボールチームを州大会準優勝に導いた。学校の勉強もさせた。ルールと契約も守らせた。そういう話だ。とてもシンプルなプロットで描かれている。が、その問題提起と解答のメッセージは強烈だ。深すぎて底が見えない。  ここでは、極端で想定外の指

          映画批評「コーチ・カーター」

          映画批評「伊豆の踊子(1963)」

           全体的に見て悪い出来ではない。と言うのは恋愛映画としては、という意味である。これが観終わって感じた印象だった。  ただ残念なことに原作と比べ、薄っぺらい作り、という印象を拭えなかった。その理由を考えてみた。原作において、もっとも重要だと思われる二つのシーンが描かれていないことにある物足りなさだ。  それは、風呂場で裸で手を振っている踊子を見た主人公の「ことことと笑った」という心情描写で、主人公はその前の晩、踊子が別の客からお声がかかったのをみて、「踊子の今夜が汚れ」たのでは

          映画批評「伊豆の踊子(1963)」

          少年よ。面白くはないけど、興味がわくものってあるだろう。それが勉強だよ。

          少年よ。面白くはないけど、興味がわくものってあるだろう。それが勉強だよ。

          問題を解くために哲学がとても役に立つように、問題を提起するために文学がとても役に立つ。

          問題を解くために哲学がとても役に立つように、問題を提起するために文学がとても役に立つ。