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2025年 新年の挨拶と警鐘
新年あけましておめでとうございます。本年も皆様にとって良い一年となることを心よりお祈り申し上げる。
私は昨年、不本意ながらもコロナ前から関わってしまっていた悪徳企業との縁を完全に断つという目標を達成した。その企業との関わりを証明する証拠や情報は全て消去したため、仮にその企業が詐欺で摘発されても、私が被害を被ることはない。
これでその悪徳企業と関わることは一切なくなったが、その業界自体が腐敗しており、犯罪者や不祥事を起こした人物の温床となっている現状は看過できない。私が重宝されたのは、その業界にまともな人材がほとんどいないからである。もちろん、その場に留まれば楽に稼げたかもしれないが、犯罪者に囲まれて働くのは人生を汚す行為でしかない。
この件について語るのは今回で最後にしたい。年末、中居正広氏の「性加害スキャンダル」の報道が世間を騒がせ、フジテレビまでもが共犯的立場にあったことが取り沙汰されている。この事件は被害者が泣き寝入りを余儀なくされていた構図が浮き彫りとなり、私自身、強い憤りを覚えた。そのため、企業で実際に行われていた出来事について、注意喚起の意味を込めて記録に残したい。
企業内で起きていた“隠蔽”
その企業では、ある講師が過去の職場で性加害を行い問題となった人物であったにもかかわらず採用されていた。被害者から何度も抗議のメッセージが送られてきたが、企業はそれをもみ消し、むしろ問題の講師を擁護していたという事実がある。その話を聞いたとき、私は強い嫌悪感を覚えたが、同じ思いを抱いた関係者は少なくなかった。その結果、事業に関わっていた女性スタッフは全員が退職した。当然のことである。性加害を行い、それを隠蔽し、肯定的な発言まで行うような気味の悪い組織で働き続けたいと思う人はいない。
被害者がこのような状況に立ち向かうのは非常に勇気がいる。しかし、私は被害者がSNSやマスコミを通じて、性犯罪を犯した講師への抗議を続けることを願っている。また性犯罪を犯した者が平然と今でもYouTubeなどに出続けているのは極めて異常である。被害者がそれを見てPTSDになるセカンドレイプを奨励する企業側の倫理欠如には違和感しかない。
教育業界の深刻な問題
教育や指導の現場における性加害の問題は根深い。性加害を行う人間は、採用時の面接だけでは見抜けない場合が多い。昔から教育現場には一定数そのような人物が潜んでいたが、近年は教員や指導者のなり手が少なく、採用基準が甘くなっている。その結果、性加害を目的に教育の現場に入ってくる者が増加している現実がある。
本来、教育者は生徒や学生に信頼され、尊敬されるべき存在である。しかし、一部の不心得者によって業界全体が「異常な集まり」だと見なされてしまうのは痛ましいことである。これにより、教育現場全体への不信感が広まり、保護者や生徒は「危険な業界」として教育を避けるようになるかもしれない。
性加害者増加の背景
現在、テレビに出演する芸能人や教育指導者が次々と不祥事を起こしている。特に講師や教師の中には、倫理観に欠けた人物が存在しており、連日のようにスキャンダルが報じられている。こうした状況が続けば、「教育者=危険な人」というレッテルを貼られ、真摯に取り組む者まで信頼を失う事態となるだろう。
性加害を目的として講師になる者の割合が増加する一方で、正常な人材は過酷な労働環境を嫌い、教育現場を避けるようになっている。この流れを止めるためには、採用基準の見直しと徹底した監視体制が必要不可欠である。
教育者や講師は生徒に尊敬され、信頼されるべき存在である。しかし、悪質な性加害者の増加によって、業界全体が悪質な集まりだと見なされる危険がある。そのため、教育現場は外部の目を取り入れ、透明性を高めていかなければならない。
2025年が少しでも良い年になるよう、教育現場の信頼回復に向けた取り組みが進むことを願ってやまない。悪しき行動を反面教師とし、若者たちには自分の意見を持ち、しっかりと未来を見据えて生きてほしい。