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日本型政権交代は既に内輪で達成されている

日本という国には、外部への開放を嫌い、重要なことは内輪で決めてしまう風習が根強く残っている。

今、選挙が注目されているが、私の目から見れば、政権交代はすでに「内輪」で完遂されている。

ここで、現在の日本の政治を担っている主要な政治家たちが、1996年時点でどの政党に属していたかを見てみよう。

• 石破茂(新進党)

• 高市早苗(新進党)

• 野田佳彦(新進党)

• 小池百合子(新進党)

• 河村たかし(新進党)

• 小沢一郎(新進党)

そう、今の日本はまさに「新進党」に染め上げられているのだ。

かつて小沢一郎は、自民党から二度にわたり、選挙を通じて政権交代を成し遂げた。しかし、そのどちらも短命に終わった。

だが、実は選挙だけでなく、内部からじわじわと組織を塗り替え、実質的には政権交代を達成していたのである。

今や、次の選挙でどの政党が勝利しようと、その実態は「新進党」だ。表面的には与党と野党という対立構造を装っているが、裏側では「新進党一色」なのである。

見事なまでの策略だと言わざるを得ない。

これこそが、日本型の民主主義である。すべては内輪で決まり、内側から静かに塗り替える。
まさに古来から続くの日本式のやり方である。

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