サトウキビパイン
8月17日、今日は、パイナップルの日だそうだ。
実は、関西に、どうしても帰ってやっておかねばならない仕事があったので、1泊で関西の長男の自宅に立ち寄ってきた。
14日土曜日の深夜に出て、その午前中に関西に到着した。
折しも、豪雨の中の移動だった。途中、静岡で、怖いくらいの雨と遭遇し、通行止めになるかも知れないと思いつつ、関西に本当に到着するのかと心配しつつの道中だった。
午前中に、その所要を済ませ、いつものように、長男宅へと向かう。
長男には、水が必須なのである。
今回は、ゴールデンウィークの時に買った16箱よりも少し少なくして、10箱での購入をした。
小志朗(注1)は、いっぱいになる。
水を運び、こちらが少し喉が渇いたので、こんなものも、飲んだ。私はスイカが大好き。家内は、フルーツジュースにした。
そのスーパーの屋上の駐車場からは、甲子園が見えた。甲子園に、家内がどうしても行きたいと言うので、行ったのだが、その話は、別の記事で話そう。
このスーパーでは、仏花を購入し、墓参りにも行った。雨の中、なんとか行けたという感じだった。
今回の記事は、家内と2人で、車で弾丸帰省をしたというお話ではない。
本題は、ここからである。
実は、スーパーで、珍しいものを入手した。久しぶりの登場である。
台湾産の、パイナップルである。しかも、普通のパイナップルではない。
サトウキビパインと書いてある。濃厚で、超甘らしい。
心の中の、リトルkojuroが、つぶやいた。
だいたいのポップは、少し大袈裟に書いてある。
あまり過大な期待を抱かないほうがいい。
残り、1個だ。しかも、まずまず、安い。ここは、でも、買いだろう。
少し寝かそうということで、長男の家で、掃除をし、晩御飯を食べて一泊したあと、早々に関西を引き上げた。
関西は、雲がちだが、晴れ。だが、関東は雨が強く、通行止めだった。
なんとか無事に家に辿り着いた。
そして、皮を剥いて、食べた。
むろん、先に、家内が味見をする。
キッチンから、家内の声がした。
うーん。
超甘いっ!
そして、私の配給が、やってきた。
心の中の、リトルkojuroが、しみじみ、つぶやいた。
今回は、配給が多かったね。
水も運んだし、水回りの掃除は、全部、やったもんな。
私は、ひとつ、口に含んだ。
甘い。かなり、甘い。
家内は、こう、表現した。
今まで食べたパイナップルの中で、一番甘いかも。
サトウキビという名で、少し、嫌な思い出も想起した。
だが、今まで食べた、台湾産のパイナップルも美味しかったが、それよりも、確実に、甘く感じた。私のみならず、家内までも。
家内が、私のほうを、じっと見ている。その中で、私は、パイナップルを平らげた。
家内が言った。
ご褒美、あげたよね。
あなたは、掃除とか用事をした。
でもわたしは、車を運転して(注2)、ついて行った。
えっ?
マッサージですか。
思わず、声に出してしまった。
そうよ。
そこに、愛は、あるんか?
よ。
また、家内から、ミッションが発令された。
家内が上機嫌だと、我が家は明るくて、平和である。
だから、
これで、いいのだ。
(注1)我が家の車には、小志朗=こじろう、という名前がついている。
(注2)家内は私が運転すると酔うらしく、99%、家内がハンドルを握っている。