シャッター
シャッターとは言っても、カメラのシャッターではない。
家内のこだわりポイントは、ポイ活と、クーポンと節約である。だが、本当にニッチなところで、こだわりを発揮することがある。
それは、これである。
我が家には、今のところ、長男が調達してくれた、ビールサーバーがある。
それは、棚の下の、引き出しテーブルの上に置いてある。
サーバーを使うときは扉を開き、サーバーのクチをこちらに向けて、ビールを蛇口から出すのである。
だが、その扉を開けっぱなしにしておくと、バカになるからと、家内は、気にしていて。いつも、知らない間に扉を閉めているのである。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
つまり、シャッターが、降りるんだね。
そして、私に、言うのである。
コジくん、きちんと、シャッター、閉めようね。
家内が仕事で家を空けている間は、シャッターは、空いたまんまだった。
そして、家内が帰ってきてから、知らぬあいだに閉められていて。よく、自分で閉めるようにと注意を受けた。
長男が帰ってきて。荷物がその周辺におかれてくると、もう、シャッターは、閉まらなくなってきた。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
さっちゃん(注1)、きっと、面倒臭いんだね。
ここまで書いて、ふと、家内を見ると、家内が笑っている。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌になると、我が家は、明るくて平和になる。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、リキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。