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月のカバー画像に、星というタイトルを、あえてつけた。

母方の祖母と住んでいた短い期間。祖母は散歩好きで、よく2人で散歩に出かけた。

満月は夕方、東の空に昇る。散歩の途中に、よく東の空を一緒に眺めた。

祖母は、幼い私に、ちょっとふざけながら、幼児言葉で、月のことを、「おときさん」と、言って教えてくれた。

私は、月のことを、最初、「おときさん」と、言っていたものだ。

祖母が亡くなった日の夜、「おときさん」は、たしか、満月ではなかった。

その頃の私は、もう十分に大人になり、いつの頃からか、月と呼ぶようになっていた。


昨日は、ハロウィンだった。この日の満月は、46年ぶりだという。そして、10月の満月は2度目。これをブルームーンという。さらに、地球と月の距離が遠く、昨日の満月は、2020年で一番小さく見える。これを、マイクロムーンというらしい。

こんな偶然は、あんまり、ない。


月から少し東に目を移すと、プレアデス星団。昴だ。そしておうし座のアルデバラン。少し左下にオリオン座。下にリゲル。上にベテルギウスとこいぬ座のプロキオン、そして、おおいぬ座のシリウスは、冬の大三角を成す。さらに、おうし座流星群とオリオン座流星群は、今の季節、夜空に彩りを添える。

夜空の星は、火星などの惑星以外は、自ら光っている恒星である。命を燃やして、煌々と光っている。

昨日、空を見上げた人は、おそらく、珍しいこと続きの満月を眺めただろう。

少し変わり者の私は、星を眺めた。満月は、明る過ぎて星の観測には不向きなのだが。


人は、命を燃やして、やがて、星になるという。

夜空を眺めて、星の光を感じ、ふと、そういうことを思った。


ハロウィン 見渡す ブルーの 満月

小さな のぞみを その手に すくいつ

命の 光が 輝く 夜空に


3行短文詩は、あきやまやすこさんに、少し前の企画で書いてみればと勧められたことがあった。創作するのが難しくて、もう書けないと思っていたが、また、駄作を書いてしまった。

その3行短文詩を提唱されたのは、理昭さん。

そして広める企画をされたのは、しめじさん。


なぜか、昨日の夜、無い知識と何年も前から埃をかぶったカメラを取り出して来て、即席の、取説首っ引きで深夜から必死で満月を撮影した。そしてようやく、明け方近くにピンボケの写真を撮ることができた。

記事を書いてみようと思った時に、なぜか、ふと、3行短文だと思った。そして、またもや、稚拙なものを、書いてみたのだった。


最近仕事がむやみに忙しく、持ち帰って、まだ、やっている。そもそも私は、不器用なのだ。noteの世界にも、いられる時間がめっきり少なくなってしまっている。

今日は、本当は全く別の記事を用意していたのだが……。こんな心変わりも、時には、ある。

今夜の星の光が、瞬き出した。


なんだか、まだ、眠い。

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