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鏡のないシャワー室

 入院してます。
 手術は問題なく終わり、術後も安定してて、明日退院になりそう(午後の診察で決まります)早く帰りたいー

 入院してる病棟は結構古くて、病室のテレビ台周りも使いにくいので、色々試行錯誤しました。持ってきて良かったものはまた別途書きたいと思います。
 でも、共有の水回りなどは改装されていて綺麗。ウォシュレットの水温が低いのは毎回びっくりさせられるけど(設定変えて欲しい……)、それ以外は使い勝手は良く、足りない所は職員さんたちの工夫でそれを補っている。

 入院初日と手術翌々日からはシャワーが許されていて、朝7時過ぎに予約票が2つあるシャワー室の入り口にそれぞれ出されます。
 各自それに部屋番号と名前を書いて、時間になったら勝手に入る。
 1つは介助が出来る広いシャワー室で人気。良い時間帯はすぐ埋まっちゃう。もう1つは狭いシャワー室、いつも空いてる。
 どちらも何回か入ってみましたが、狭い方はうちのアパートの洗い場と同じサイズで何の不自由もなく、希望の時間に入れるし、ここ何回かはこっちを使ってます。

 行動制限などもないので、1階に入ってる売店(ローソンが入ってる)や外来の方まで行ってもいいと言われてる。
 面会室として以前の食堂が使われていて、そこに給湯器があって熱湯が出るので、紅茶淹れて朝食に出た牛乳でミルクティーにしたり。
 そんな気ままな入院生活ですが、初日に広い方のシャワー室を使って不便だな、と思ったのが、鏡がない。
 入院中は化粧もしてないし、坊主だから別に構わないんですが。
 その後、狭い方のシャワー室を使いましたが、こっちにもない。
 シャワーブースにないだけなら、予算の関係上か?とも思えるのですが、どちらの浴室にも洗面台があるのに、そこにもない。
 ……これはもしかして、一人で裸になった時に、傷痕を見せないため?
 考えると、トイレや共同の洗面台、各部屋の洗面台にある鏡の前で患部を見せることはない。
 部屋でメイク用の鏡で見るのと、洗面台の大きな鏡で見るのではショックが違うのだろう。
 西村さんの傷、へその横から恥骨の上までなので、恐れていたような痛さはなくて、むしろ切開する予定の線のペンの色が痛々しく見せてる気がする。絶対ハイマッキーの紫!と思ったら違うようだ。ちゃんとした医療用のペンみたいだ。
 でもまあこんな傷が胸にあって、乳房をごっそり奪って行ったら、ショック大きいですよ。
 下手したら絶望しちゃうかもしれないから、1人になるところに鏡を置かないのは正解だと思った。
 こういうの、外科手術を看護してる人からしたら当然なのかもしれないけど、係わったことがない人なら、医療者でも気付かない可能性はあるよね。
 だからここの人達がちゃんと考えてお世話してくれてると思うと、こんな弱気になる状況ではそれだけで少し嬉しいのでした。

おまけ。
この下に本日の現在の手術跡の写真あるよ。





↓ 紫マッキー!(違)



↓ 溶ける糸で縫ったらしい。もう溶けてる。

↓ というか、もうくっつき始めてる。

↓ 最初からこの糊か接着剤で保護した状態で、テープとかガーゼとか何も貼られなかった。

↓ 医学の進歩は凄いね。


超センシティブ画像(笑)

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