オープンレクチャーvol.1デンマーク 徒然

デンマークはかつて強国だった。

知っていた言葉なのに意表を突かれた感。
エストニアを知れば、近世バルト海に覇を唱えたスウェーデン、そしてデンマークに出会う。そして、デンマークといえば北海を内海にしたクヌート大王。現代にあって人口1000万に満たない国が排出した王の名がヨーロッパ中に鳴り響いた。

人口という点において小国にもかかわらず覇を唱えた国を数え上げることは、近代以前においては難しいことではない。100万に満たない部族国家から始まって、ユーラシアを制した大モンゴルなどはその最たるもの。そもそもとして、国民国家が存在しない時代に圧倒的な軍事力と経済力をもって多数を支配してきたのが数多の覇権国家であって、日本ですらその例外ではないのだから。

その例外でない日本から見て、今大きく水を開けられた彼の国との違いとはなにか。世界もそして宇宙も無辺に広く、学ぶべきことも無限に存在する。生涯学習というけれど、生涯かかっても学び切れるものではない。それでも死ぬまで、それこそ死の瞬間まで、新しいことを知るために本を手にできていれば本望かもしれない。

今のところ連想は、無辺に拡散していくらしい。。。