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12/1【雑感】日銀依存からの自立は近いか? ~時間を読む難しさ~
昨日はようやく、調整らしい兆しが見えました。三菱UFJ銀行が約13円下がり、日本製鉄が約40程円下がりました。株高という現象は好景気やインフレのものです。しかし株以外、他の金融商品や指数の多くには真逆の動向が見られているようです。株高の中身だってスカスカで「恐い」とお伝えした印象通りだと思います。
日経平均株価よりも現実に近いはずのTOPIXでさえ、なかなかの過熱感です。
日経平均株価は特定の銘柄の株価から算出されますが、TOPIXは東証一部の全銘柄を対象として算出されます。マザーズ指数もマザーズ全銘柄で算出されます。
とはいえ、日経平均株価を日銀が今まで通り介入操作しているかというと、それは違うようです。
これは11月の日銀介入結果です。11月は13日と18日に介入しているだけです。参考までに、10月と6月の資料も添付します。
日銀が頑張らなくても「自立」できる時が近づいているのでしょう。こういった過渡期は実に30年ぶり、そして金融緩和量はあまりに凄すぎて過去に事例がありません。だから予測が追いつかない点が多い、というのが正直な感想です。しかし、過渡期はマネーゲームの毛色が強く出ることも事実。急騰や思いがけぬ続伸をしてくる銘柄もあるし、急落と底押しも派手な銘柄が見られています。
ついていけない銘柄も多いので、基本は様子見しています。あいにく、私のポジションはほとんどが三菱UFJ銀行と日本製鉄ですから、これらがしっかり調整してくれるなら文句はありません。こんなに株価の下落を心待ちにしているのは初めてかもしれません。それほどこの2つの銘柄には今後の飛躍を期待している、ということです。ここで勝負出来れば、自分の人生を飛躍させてくれる可能性がある銘柄と判断しているからです。
もう買うための資金枠はかなり空けました。つまり、例えば三菱UFJ銀行は、自分で目先の天井圏と予想した460~470円台で少し手放しています。今日は利確売りの仕方を再度ご紹介しておきましょう。含み益を抱えた人も多いと思いますので。
基本的に、買う時は三角形を描いて「買い下がり」、売る時は逆三角形を描いて「売り上がり」です。一番合理的だと思います。
なるべく綺麗な三角形を描いて買い下がりたいとは思っていますが、大きな暴落を挟むと難しくなります。私は三菱UFJ銀行を史上最悪と呼ぶべきコロナ暴落前から買っていますから、この銘柄の三角形は相当崩れています。平均取得株価は510円前後ですから、470円で手放した分は利益どころか赤を出しています。信用分は暴落後に平均450円くらいで約1万株を買っていたので、この利益(+配当)と現物の損失や信用金利の支出を相殺する感覚ですね。一時的とはいえ、赤を出すのは良い気分ではありませんが、430~440円あたりで5000株も買い直すことが出来れば、相当平均単価も下がるでしょう。後々楽になるように行動しています。今は我慢して凌いでいる日々です。
三菱UFJ銀行のことは、毎日穴が空くほど観察しています。ここでも述べてきた通り、まだ6月9日の高値を抜くことが出来ていないことから、本格上昇はまだ先…2月以降だと見ています。とはいえそれほど安くなる機会もないように見えるので、もし下げるなら相当数を買う覚悟です。もし430円で買えるなら、配当利率はなんと約5.8%ですよ。私は銀行に金を預けるくらいならその銀行の株を買います。3%くらい金利を払って金を借りて株を買っても、利益を取れるくらいでしょう。
しかしどうしても今は日本製鉄がほしく…どちらを買うか迷っているところです。こちらは1200円前半で買えるなら際限なく買い下がりたいところです。日本製鉄も1000円弱くらいの時から買い集めていましたが、1350円前後で信用分をまず手放しています。現物は3000円くらいまで売らないつもりです。
日本製鉄も三菱UFJ銀行も、はたまたソニーなんかもまだまだ騰がることは確信していますが、ペースが読めないのが一番の難しさです。銘柄選びは慣れてしまえば難しいことではないと思っています。時間の読みが投資の肝です。
日経平均株価はよくわかりません。TOPIXの方が現実に近いと説明しました。しかしそれよりも現実に近いのは三菱UFJ銀行やみずほFGの株価推移でしょう。これを見て、皆さんも冷静さを心に宿してください。
これが一般的な体感ではないかな?
引き続きしっかり観測をしましょう。株式の観察や観測とは、様々な分野の株価や指数たち、それぞれの辻褄が合うかどうかの確認作業です。これは株だろうがBitcoinだろうが投資をする時に大切なことですから、これから株を頑張っていこうと思う人はぜひ意識してほしいところです。
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