コミュニケーション能力
どんな仕事においても、基本的にコミュニケーション能力は必要です。福祉分野などの常に人と関わる仕事の場合には、とくに大切なことです。
コミュニケーション能力とは、相手との情報共有や意思の疎通などをスムーズに行うことができる力のことです。相手との良好な関係を築くためにも、コミュニケーション能力はとても重要です。
コミュニケーションというと、「相手にうまく伝える」という話す力に目がいきがちですが、「相手の話をしっかり聞く」という聞く力もとても大切です。
コミュニケーション能力が高いと、多くのメリットがあります。
信頼関係を築ける
お互いの意思や価値観を共有することで、
相互理解に繋がりますその積み重ねにより信頼関係を構築できます。
仕事の効率化と生産性の向上
仕事をするうえで、様々な人と情報を交換したり、意思の相通をすることは必要不可欠です。うまくコミュニケーションをとることで良好な関係を築き、仕事が円滑に進むとともに生産性の向上に繋がります
相互理解が深まる
相手とスムーズな会話ができると、相手の多くの情報を得られます。また、コミュニケーション能力が高い人は自己開示が得意なため、自分の考えや価値観を相手にうまく伝えられます。そのため、お互いについての理解が深まります。
このように、コミュニケーションがとれることで良好な人間関係に繋がるといえます。
なお、コミュニケーション能力が高い人には次のような特徴があります。
相手に合わせた会話ができる
明確に伝えられる
傾聴姿勢にも配慮が出来る
初対面の印象を意識できる
会話の環境づくりができる
相手への関心や興味を持つ姿勢がある
すぐにこれら全てを意識することは難しいかもしれませんが、コミュニケーション能力を高めるために話し方、聞き方の練習をすることは出来ます。
エレベータートーク
エレベーターの中で話せるくらいの短時間で簡潔に伝える方法です。時間としては数十秒から1分を目安に伝えることを意識してみましょう。要点を絞り、相手にわかりやすく伝える力がつきます。
結論から話す
話したい内容を論理的にわかりやすく伝えるために、「結論→理由→理由の具体的な内容」の順に話すことを意識しましょう。相手にもっとも伝えたい内容から伝えることができ、聞き手も頭を整理しながら聞くことができるため伝わりやすくなります。
ミラーリング
聞き方の手法で、名前の通り鏡のように相手の言動を真似することです。人は自分と似た言動をする人に親近感を感じると言われています。話すスピードや声のトーンなどを相手に合わせることで、相手が心地よいと感じ話しやすい空気づくりができるでしょう。
オウム返し
オウムのように相手の発言を繰り返す方法のことです。繰り返すことで、相手にしっかりと話を聞いているということを示すことができます。
パラフレーズ
相手が話した内容を別の言い方に言い換えることです。話を聞いて、「それはつまりこういうことですか?」と投げかけることで、話し手である相手は話をきちんと自分の話をあなたに理解してもらえたと感じられるはずです。
このような手法を意識して練習することで、少しずつ身についていくでしょう。注意点としては、聞き方の手法は頻度が多すぎたり、わざとらしくなってしまうと逆効果になります。適切なタイミング・頻度で発言するように気を付けてみてください。
コミュニケーション能力を高めるための手法は日本語だけではなく、英語などでも同様のことが言えます。頭ではわかっていても、話す内容がまとまっていなかったり、ついつい聞き途中で自分も話してしまったりなどがありますよね。
相手がわかりやすいように話すこと、相手の話を最後まで聞くことを改めて意識してコミュニケーションをとるようにしましょう。福祉の仕事においてコミュニケーション能力は、利用者の方やその家族などとの良い信頼関係の構築にも繋がるとても大切なことですね。
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