「夏の四国あちこちきっぷ」で巡る四国旅 (2日目 その2): 温泉と名物を楽しむ、王道的観光
前回のあらすじ
香川県で迎えた2日目の朝、観音寺の銭形砂絵を見て無敵状態に。そして香川に来たなら讃岐うどんは外せないと、寄りたかったお店の休業というハプニングもありながら、地元のうどん屋さんでランチにしたのでした。
本場のタオルを買いに行く
ついに愛媛県に入りました。「バリィさん」の町、今治(いまばり)を観光します。
今治の名所といえば今治城、しまなみ海道(四国側の入口)などがありますが、今回立ち寄ったのはこちら。
「今治タオル」というブランドは特定の企業の商品名というわけではなく、様々なメーカーから販売されています。ここでは100以上のメーカーの今治タオルを実際に触って選べます。お値段も様々で、数百円程度のハンカチやハンドタオルから、数万円の高級バスタオルまで!実は、ちょうどバスタオルを買い替えたいと思っていた所だったのでした。
タオル1枚に数万円は手が出ないですね…。いくら高級品を買っても所詮は消耗品でしょうから、余計にためらいます。逆にお手頃価格であっても、「今治タオル」ブランドとして販売されている以上、品質は折り紙付き。肌触りが気に入ったバスタオルを何種類か選んで買ってみました。この日の宿代に匹敵する爆買いです😅
併設の「今治タオルLAB」には、織機の展示や「5秒ルール」の実験コーナーがありました。「5秒ルール」とは、水の上に落としたタオル片が5秒以内に沈まないといけないという品質基準。これらの様々な厳しい品質基準に合格しないと、今治タオルのブランドは名乗れないというわけです。
今治タオルの近くにある今治城の前まで来たものの、夏のような暑さで色々回る気力がなくなってきたこともあり、外から眺めるだけにしておきます💦
温泉宿にチェックイン
この日の宿は松山市の道後温泉。今治から特急に乗り、松山駅に向かいます。
松山に着いたところで、外は本降り。この旅で初めての傘の出番となりました。天気予報では初日と2日目は雨が降ったり止んだりという予報だったのですが、奇跡的に2日目の夕方まで雨に遭うことなく過ごせました。
道後温泉は駅前にはなく、路面電車に30分ほど揺られて行きます。
路面電車の中はタルトの宣伝。こちらも愛媛県の名物です。
みかん色の電車に乗って、道後温泉にやってきました。雨はほぼ止み、傘は要らないくらいに。結局この後も傘の出番はありませんでした。
夜の駅舎やカラクリ時計もおしゃれです。
この日も暑かったので、宿にチェックインしたらまずはひとっ風呂浴びます。道後温泉といえば外湯めぐりも良いのですが、人も多そうなので、露天風呂付きの大浴場がある宿を取りました。ほぼ貸切状態で落ち着いて入れます。
愛媛県のご当地グルメ
ちょっと休憩したら、いよいよ夕食へ。愛媛県のグルメで思い浮かべたのが「鯛めし」でした。道後温泉駅付近にも鯛めしのお店はありますが、事前に人に教えてもらったお店があったので、それを目当てにまた路面電車に乗って移動していきます。
しかしお店に入ると「すみません、今日は予約でいっぱいなんです」。そういえばお昼を食べたうどん屋さんも、Googleでは営業日になっていたのに休業でした。グルメ運が無さすぎる。付近には他にも鯛めしのお店が何軒かあったのですが、この時間にやっているお店がほぼありません。
結局、大通りに面した「かどやのはなれ」さんに入ることにしました。実は「かどや」は道後温泉駅前にもありますし、なんなら東京にもあるお店です…。しかし店内にお客さんは誰もいなくて、ゆっくり食べられそうなので良しとしましょう。現地で食べることに意味があるのです✨
鯛めしには宇和島と松山の2タイプがありますが、こちらで頂けるのは宇和島鯛めし(松山にいるのに)。刺身をだし汁(少し濃いめの味付け)に漬けてご飯の上に乗せ、さらに上からだし汁を掛けて食べる。絶対美味しいですよね。新鮮なお刺身はもちろん、だし汁の味が美味しい。ちなみに松山鯛めしは炊き込みご飯だそうです。
手前側にあるのは郷土料理3点セットの「宇和島小箱」。ふくめん・じゃこ天・ふかの湯ざらしの3点だそうです。どれも美味しいのですが、個人的に一番気に入ったのはじゃこ天ですかね。ごちそうさまでした!
温泉街のあれこれ
道後温泉駅に戻ってきました。宿まで徒歩5分ほどの間に、商店街があったり、外湯があったり。夕方に来た時には開いているお店も多かったのですが、今はもう全部閉まっています。
いよいよ旅もあと1日。明日も朝が早いですが、楽しみましょう。<↓に続く>