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「夏の四国あちこちきっぷ」で巡る四国旅 (3日目 その2): 高知の豪華ランチを食す



前回のあらすじ

愛媛県・松山で迎えた3日目の朝、またもアンパンマン列車で宇和島まで。普通列車に乗り換えて高知県に入り、四万十川沿いの景色をゆったり楽しみました。

窪川の豪華ランチ

お昼にたどり着いた窪川(くぼかわ)に、前々から気になっていたご当地グルメがありました。それは「うなぎ」です。
駅から徒歩5分ほどの場所に「うなきち」さんという老舗のうなぎ屋さんがあり、食べログでもかなり絶賛されている様子。10年前に四国旅を計画していた時にも、名前が挙がっていたと記憶しています。

これが伝説の「うなきち」さん!

しかしここで一つ問題が発生します。人気店なので店内は満席で、「名前を書いてお待ちください」スタイルで入店待ちするのですが、呼ばれた人の名前が消された様子がなく、何人待ちかも分かりません。

実は、窪川での乗り換え待ちは1時間の予定でしたが、待ち時間によっては間に合わなくなるかもしれません。しかし、ここまで来たのに食べずに帰るのはもったいないと思い、覚悟を決めて待つことにしました。

結局20分ほどの待ちで入店。着席してメニューを見て注文した後、焼いてもらうのにさらに20分ほど待ちます。時間的に、最初に乗ろうとしていた列車には乗れなそうです。発想を変えて、時間を気にせずゆっくり頂きます。

ついに来ました。「うなきちのうな重(上)」 なんと4500円!ランチ1食にこの金額を払ったのは初めてだと思います…。

かなり勇気が必要なお値段でしたが、せっかくなので!

器のサイズをお盆やお箸と比較していただくと分かりますが、かなり大きいです。そして器と同じサイズのうなぎが乗っています。ご飯の量も結構あるので、少食の方は無理せず「並」がいいでしょう。

そして肝心のうなぎは、ちょっと想像と違いました。ふわふわ柔らかい感じの食感かと思ったら、ほどほどに弾力がありながら、とにかく身が分厚いのです。風味は焼いた香ばしさがタレの味と相まって絶品。しかしタレの味は主張しすぎず、素材の味が生きているといえばよいでしょうか。

しっかり完食して、駅に戻ります。ごちそうさまでした!

高知のご当地グルメを求めて歩く

窪川から東に向かって乗る列車は、ついに高知行き。15時過ぎに高知駅に到着しました。

駅前で三志士像のお出迎えを受けます。

高知といえば超定番スポット「桂浜」があります。桂浜に向かう次のバスは16時。待ち時間も有効に使いたいです。

というわけで、さっきうなぎを食べたところではありますが、待ち時間で高知のご当地グルメ「鰹のタタキ」を食べに行こうと思います。新鮮な魚介類などが楽しめる「ひろめ市場」まで、20分ほど歩いて行きます。

街路樹が南国っぽい雰囲気です。

高知県に戻ってきたということは、また「やなせワールド」に戻ってきたということでもあります。

はりまや橋にて、アンパンマンと小さいジャムおじさん!
途中にはカレーパンマン像もありました。

高知といえば「はりまや橋」も有名ですが、今ある橋は画像の右側に書いてあるように平成10年に復元されたもので、長さもたったこれだけなので、「日本三大がっかり観光地」という不名誉な称号を与えられてしまっています。

有名なので、どんな立派な橋かと思っていたら…。

アンパンマンは路面電車のラッピングにも起用されています。JRの車両はアニメの絵でしたが、こちらは原作絵ですね。

高知の市街地を走るアンパンマン。

こちらの電車、ヘッドマークに「ごめん」。行き先表示にも「ごめん」と出ています。謝っているような語感ですが、これは「後免(ごめん)」という町に向かって走っていく電車。後免は1日目に訪問しています(その1その2)ので、本当にもうすぐ一周です。

ごめん行きでごめん。

本題に戻りましょう。市場の近くでは、新鮮な魚介類がスーパーのお惣菜のようにトレイに入って売られていて、テイクアウトできます。テーブルが用意されていてその場で食べられるお店もあります。最初に目に留まった「楠長」さんで鰹のタタキを買い、その場で頂くことにしました。

楠長(くすちょう)さん。
6切で550円だったのですが「500円でいいよ!」と。

普段居酒屋などで出てくるタタキとは、柔らかさも風味(焼いた香ばしさ)も段違いで、生臭さも感じません。よく「高知で食べるタタキは違う」という声を聞きますが、まさに!と納得しました。冷凍していない生の状態で食べられるのも大きなポイントのようです。ごちそうさまでした。

さっきから食べてばかりですが、そろそろ最後の観光スポットに行きましょう。<続く>


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