27年生きた話
27年生きていると、だんだん自分の身体のことがわかってくる。
大学3年生くらいまでは明確にストレスを感じたことがなかったように思うのだが、21を過ぎたあたりから「あ、これは今ストレスを感じているな」と"理解る"ようになった。
最近は、私はストレスを感じると喉に炎症ができるということがわかってきた。さらにストレスがかかると口内炎まで発生する。
ところで、私にとって最も効くストレス解消の方法が「辛いものを食べる」である。
一般に、喉と口腔内に炎症ができている状態で辛いものを食べると炎症が悪化するため、定期的にこれはもうどうしようもない状態になる。
「わかる」という日本語をどう表記するか、というところに人間性が出る。
漢字では基本的には「分かる」と表記することが多く、それが明確に間違いであることはほとんどないようなのだが、
個人的には、「理解る」と表記する方が文脈に即しているのではないか、と思うことがよくある。
そもそも「理解る」は当て字で普通「わかる」とは読まないらしいのだが、
DEATH NOTEという漫画はすべての「わかる」が「理解る」と表記されており、私はこれの影響を非常に受けている。
「分」という字が「分別」「二等分」など「分ける」意味で使われることが多く、私の頭の中ではseparation的な意味で整理されているため、「わかる」という意味には結びついていないのだろうと思う。
ただ、「わかる」という行為自体が「対象物をほかの事象とは独立したものとして(分離して)認識する」行為と近いことを踏まえると、
「分かる」でも違和感はない気がしてくる。
つまり、「わかる」ということは、境界線を認識することに等しいのかもしれない。
境界線を認識できるということは、境界線の向こう側を認識できるということでもある。
ミロのヴァーナスの腕の断面を認識できるということは、断面以降にも腕が存在した可能性を認識できるということに他ならない。
なるほど。全てが"理解"っちゃいました。
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