雑記 気を抜くとすぐに泣いてしまいそうだから、 2024/12/30

とんでもなくメンタルが沈んでいる。


2学期が終わった。
特別事情の制度は学年末にしか適用されないらしく、見事に1が並んだ成績表を渡され、そのせいでクリスマスコンサートには出られなかった。
他のクラスで2や3がついているような(提出物とか授業態度も含む)点数の子に1がついていて、6人も出れないという異例の事態だった。


いろいろあったがそこは割愛で、もう年末だ。
去年に増して、2024年は本当に自分の弱さを痛感する年だった。
いまだに、私は病気の二文字を盾にサボっているだけなように思えてならない。人生を壊す未来がすぐ目の前に見えて、そこに足を踏み入れない強さを持てる自信がない。
それでも、明日になったら足元が崩れるんじゃないかと必死に足元を確認しながらでも、震える膝に鞭を打ってなんとか前に進まないといけない。



コントラバスを家に持って帰ってきた。
クリスマスコンサートは出られなかったが、私は選抜バンドに出ないといけない。なにせ高校内での事情は全く関係ない本番だ。なにがなんでも、1月5日の初回合奏までに完璧にして持っていかないといけない。


うだうだ考えていたってしょうがないのだ。
地理なんかは残りの休める回数が4回しかないのだ。3学期全体で、4回だ。5回休んだら留年だ。無茶言うなよ。でも考えたら罪悪感とか自己嫌悪とかに殺されるから、考えちゃいけないのだ。

考えたくないけれど、考えなくてはならない。
でも考えてはいけない。


そこにちょうどよく、コントラバスがある。
コントラバスに触れると、その瞬間にいろんなことで頭が一杯になる。


楽器が冷たい。本番で冷やさないように何が一番効率よく温められるか考えないと。左手がまだ上手く動かないし、体も固くなってる。寝てる間に首筋が少し張ってるのかな、構えたときに少し違和感がある。ストレッチ法も調べないと。

弓の持ち方は。立ち方は。構え方は。
音が真っ直ぐ出ないのはなぜ。左手の問題か。弓の状態か。弾く位置か。
音程が違うのは?本来の響きが100%出ないのは?左手がいつもより痛いのは?音が汚いのは?細かいパッセージが全然ハマらないのは?…


周りの音があるとちゃんと弾けてるのか不安になることを私は知っているから、自分の音が全く聞こえなくても、体に伝わってくる振動と自分の動きだけで確信をもって弾けるまで練習しないといけない。

1つ1つに指差し点検をして、どんなハプニングにも対応できるように。
本番のステージが暑かったら、寒かったら。カイロはどこまでもっていく?松脂はどのタイミングで塗る?
どれだけ細かいことでも、本番に完璧な演奏を乗せられるなら私はなんだってする。なんとしてでも完璧に乗せてみせる。

どこが悪い、どこを直せばいい、どこに気を付ければいい。



ほら、学校を休めないことなんてもう頭にないでしょ。


楽器を持って帰ってきてから早3日、練習時間がとんでもないことになってきた。
初日は4時間。昨日は5時間。今日は7時間。

基礎に4時間以上かける日もある。
おもしろいことに、基礎だけでも粗なんてものは捜せば捜すほど出てくる。
意外と、曲にはまだあまり手を付けていない。

確実に、上手くなっている。と、思う。思いたい。


ここ3日で前より一層感じたのは、弦楽器でもソルフェージュで音をとれなければどう頑張っても正しく弾けないということ。
だから練習時間の半分以上は歌っている。効果はだいぶある。分かりやすく音程が良くなったし、連符で音程が当たるという感覚は何気に初めて味わったかもしれない。顧問がめちゃくちゃ歌ってるのも頷ける。



今日、朝も昼も練習しててえらいと言われたのが衝撃的だった。
今は軽いインターネットデトックス期間で、朝起きてから夜ご飯までは参考音源以外の動画を見れなくて"暇だから"コントラバスを弾いているだけ。YouTubeの次に現実逃避ができるものだから弾いているだけ。

私の中で、コントラバスは現実逃避や暇つぶしのためのツールでしかなかった。嫌な意味で言っている訳ではなくて、他のものよりコントラバスを選ぶ程度にはコントラバスが好きなのだけれど。でも好きで弾いているというよりは、暇だから弾いているという感じが近いと思う。
だからやっぱりコントラバスは学校に行く理由にはならないんだよな。

きっと、そこも周りとの差。
別に好き嫌い関係なく、上手ければいいだけだと思うけどね。
これは悪いことじゃないと思っている。100%、間違っていない。


まあそんな感じで、この練習時間はどうやら普通のことではないらしく、記録してみようと思った。

これが3日坊主で終わるのか、はたまた冬休み期間中ずっと近所に大迷惑をかけながら弾き続けるのか。少し楽しみだ。

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