雑記 スケール 2024/10/29

スケールの練習が好き。
めちゃくちゃゆっくりの、ほぼロングトーンみたいなテンポを鳴らして、一つひとつの音の幅を確かめて自分のものにしていくのが好き。
どうやらそれを先天的にできる状態で吹奏楽の世界に飛び込む人もいるみたいだけれど、私は一つひとつ、自分で確かめるのが好き。
だから、なんかちょっともったいないなって思う。


高校に入ってから、音の幅という概念を覚えた。
たとえば、B♭durのGとB♭にはさまれたAは、私が思っているより少しだけ高い。CdurのGとBにはさまれたAは、私が思っているより少しだけ低い。
伝わるかわからないけど、調ごとに色のグラデーションが違って、それがすごく綺麗だなと思う。


B♭durのAとCburのAは違う色。
G-A-B♭のグラデーションと、G-A-Bのグラデーションは全然違う。そのグラデーションをじっくり自分に馴染んでいく感覚がたまらない。
それに気づいてからスケールがすごく楽しい。


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