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tohshiro
【お酒】コミュニケーションと食べ物【コーヒー】
ここ1年半ほど職場の飲み会があっていません。
私自身はアルコールを特に好むわけではなく、飲酒の習慣はありません。
したがってほぼ1年半お酒を口にしていません。
また、配偶者がアルコールアレルギーのため、わが家にはほんの少しの料理酒以外ありません。
自分はお酒を飲まなくても生きていける人間なのですが、以前の職場には、「365日中360日は飲んでる。そのために働いている。」という方がいらっしゃいました。
そういう方にとっては、現在の状況は私よりももっと切実でしょうね。
飲食業や宿泊業の方が厳しい経営を強いられているのと同様に、お酒や旅を生きがいとしている人もまた、なかなかすっきりと良くならない状況はかなりストレスがあると思います。
先日久々に星乃珈琲店で家族でおやつをしました。
久々なのは自粛していたから。
子どもたちがおいしそうにケーキやアイスをほおばる。
何気なくしていたこと、普通だったことが少し特別なことに。
飲み物と食べ物を囲んで会話をする。
そんなことに気を遣わなければならなくなってしまいました。
同じ釜の飯を食うや鍋をつつくなどの表現は、食事によって私たちが他者と親密なコミュニケーションをとってきた証です。
料亭政治なんてダーティーな言葉もありますが、酒を飲みながら腹を割って話す、なんてことが分からなくもありません(政治家のそのような行動を肯定するわけではありませんが)。
少なくとも他者とつながりをもつ上で、スマホよりも食事の役割は大きいはずです。
小学校の給食でも黙食の指導があっています。
「これ、おいしいね。」とグループで友達と笑いながら食べる状況が早く生まれることを、願わずにはいられません。