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【読書記録】『猫が歩いた近現代-化け猫が家族になるまで』【時代とともに】

わが家の長女は猫です。

長男が生まれる1年前にわが家にやってきました。

私たち夫婦は家族として子猫を家庭に迎えたのですが、現代のように猫を家族として捉えるのはごく最近の出来事であると本書は言います。

確かに子どものころ読んだ昔話などで、化け猫が出てきたりしました。

そういえば、「ゲゲゲの鬼太郎」には猫娘なんていうキャラクターもいました。

愛玩の対象と一言では言えない時代があったようです。


長崎は尾曲猫というしっぽが短く、曲がっている猫が他県より多いそうです。尾曲猫をモチーフにした商品がたくさん売られています。

街を歩けばたくさんの猫に出会います。

YouTubeでも福山雅治さんが中心となった長崎のPR動画を作っています。

一方で、本書が書くように、すべての人が猫好きというわけにはいきません。

繁殖力の強い猫は、地域の課題ともなり、ダイヤモンド・オンラインによると長崎の2018年度の殺処分の割合は全国ワースト7位となっていました。

猫が市民権を得たといっても過言ではない時代であっても、これからも私たちはこの愛らしい生き物とどう付き合っていくべきか、考えていかなければなりません。


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