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第2章 看護婦になることを決意

【前置き】
「ナイチンゲール」という人物の認識を完全に間違えて
誤ったイメージで「看護教育」を受けてきた
看護職全員の方に知ってほしい事実があります。
看護協会の方、各看護大学や専門学校の偉い人、
ナイチンゲールの虚像を若くて未来ある学生に教えるのをただちに止めてください。

ナイチンゲールにしてみたら
「そんな間違ったイメージ刷り込んでんじゃねぇよ」
ってなるはずです。

本当のナイチンゲール精神をしっかり学生が学んでいたら
本当のナイチンゲールの功績を正しく知っていたら
今の看護業界は絶対こんなことにはなっていません。

断言できます。

ナイチンゲールのイメージを改めて、
看護業界をビジネス脳に置き換えるべきなんです。
現代のナースに
真のナイチンゲール精神を浸透させたいと思います。

”本物のナイチンゲール精神とは、
奉仕の精神でも慈悲の心でもなく
問題解決力・行動力である。”


では、第2章、始まります。

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才色兼備で、さらには教養に裏付けられた会話術を身につけていた20代のナイチンゲールは、セレブの社交パーティーでは当然モテまくりでした。

一風変わった価値観や頭のいいところも魅力となり、複数の男性のアプローチを受けます。

当時は上流社会の女性は、同じく上流階級の男性と結婚して家庭に入るのが一般的。

しかし、何度も複数の男性からプロポーズを受けていたナイチンゲールは「結婚することで夫に忠誠を尽くすことは、自分の成し遂げたいことではない」との理由で、この金持ち男性たちのプロポーズを全て断ります。

※もうこのあたりから私はちょっとずつナイチンゲールのファンになりはじめました

これまで生きてきた自分自身の現実とは、
あまりにかけ離れた貧しい村の「病院」が忘れられなかったナイチンゲール。

「このまま、自分はただ裕福な暮らしをしながら、住む世界が違うと遠く眺めていていいはずがない。このまま動かずに自分のやりたいことを実現せずに一生を終えていいはずがない。」

そう強く思った彼女は、「金持ちのお嬢様としての型通りの幸せな人生」を過ごすことよりも、自らの能力を生かし働くことを決意し、「病院で看護をする」という強いイメージを固めます。

型通りの人生は嫌だ

下流階級の女性が就く仕事を目指したナイチンゲールに対して、当然家族や親戚は猛反対します。
繰り返し説得を続け、一時は絶縁状態にもなりますが、
最後には諦めとも取れる家族の同意を得て、ようやく30歳の時に看護を本格的に学ぶためにドイツに留学します。

ちなみにこの時、特に母親との仲が最悪だったようです。
父親はそんなお母さんに隠れて、こっそり資金援助をしたりしています。
父親ってどこの時代もそういうもんなんでしょうか。

イギリスに戻った後も独学で病院管理や衛生学を学び、ロンドンの慈善病院を立て直してほしいと依頼を受け、本格的に看護の仕事を開始。

ここでのナイチンゲールのはたらきぶりに感銘を受け、雇い入れからわずか一年もたたないうちに、雇用主がナイチンゲールを看護婦長に昇格させた、というエピソードがあります。

2年目で師長です。
ちょっと今では考えられない異常なスピード出世でした。

さて、このあと、
ナイチンゲールの名を世界に轟かせた「クリミア戦争」に突入します。

続きは動画でお送りしております。

お楽しみください★

Nバクより


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