えんとつ町のプペルは見に行きますか?
みなさんこんにちは、Nバクです。
YouTubeではアニメーション動画で、課題解決系の喋りを繰り広げている私ですが、
このYouTubeチャンネルでは他にも、ラジオ放送的な、ただフリーで喋るライブ配信を毎週お届けしております。
このラジオ放送が、昨日記念すべき10回目を迎えまして、いつもの「じっくり一緒に考える系」テーマからはちょっと外れた、事前に募集した質問にどんどん爆速で答えていく、という放送にしてみたんです。
サックスを始めたきっかけはなんですか?
人生が変わった出来事はありますか?
えんとつ町のプペルは見に行きますか?
たくさん答えた質問の中で、この3つの質問は別の方々からの質問だったのですが、私の中では全部関連しています。
24才の時。
私は看護師3年目で、手術室の業務は一通り覚えて、毎日仕事と家の往復で、なんだかソワソワし始めた頃。
今から10年以上前に、「キングコング西野亮廣さん」がひたすら細いペンで絵を描いて、「日本列島ドンガラガッシャン大作戦」とか言って、もがいてる姿を見つけました。
変な名前の大作戦だなぁ、と思いました。
このとき、「西野公論」というブログを更新していて、それを毎日読み始めた私。
テレビの世界では、天下を取ったレベルにその道で輝いてる人でも、このポジションは代わりが効く、ボクの居場所はここじゃない!
と豪語して、がむしゃらに0.03mmのペンで絵を描いている、その姿に衝撃を受けてしまって。
あぁ。
私はめちゃくちゃ代わりの効く仕事してるな、なんなら2交代、3交代って、スムーズに交代してなんぼの世界で生きてるな。
と思ってしまったんです。
帽子かぶってマスクして、ゴーグルして、顔の大半を隠して、代わりの効く仕事を何年もやってる・・・
もちろんオペは大好きで、小児心臓血管外科係に就任したばかりで、油ものり始めてたし、手術室を辞めるとか看護師を辞めるとか、そんなつもりは毛頭ありません。
けど、まだ行ける。余力は全然ある。
今24才。何かしないと、何かに没頭しないと。
自分の掛け算を増やさないと。
と、無性に焦り始めたわけです。
いつも世の中は、アチラ側とコチラ側
なにか始めよう
なにかやらないと
この焦りばかりが先走って、ギターを鳴らしてみたり、ピアノを弾いてみたり、絵の学校に入学してみたり、使ってない書道の師範免状は使えないか、と思って筆を握ってみたり。
色々試したものの、どれもこれもハマらない。
買う側と売る側
見る側・聞く側と作る側
使う側と生み出す側
この違いは、私にとってはさながらステージの下と上のような感覚で。
「早く土俵に上がらなければ」
という執念のようなものが渦巻いてきて、怪しげなデザインのブログ「西野公論」を読んではまた焦って、苛立って、という毎日を過ごしていた時。
初めてサックスのライブを見たんです。
大観衆のど真ん中で歌なしで、スポットライトを浴びてる女性がいて。
歌ってました。
自分の声かのように、優雅に、ファンキーに、メロディアスに。
吹奏楽やブラスバンドでは、トランペットの影に隠れて、トロンボーンの勢いに隠れて、でもフルートやクラリネットほどには振り切れていない、なんとも中途半端な楽器だな・・・
と思っていたサックスだったんですが
(※全世界の吹奏楽団のサックス奏者に刺されるべき発言)
でも、サックスがセンターの、歌なしインストゥルメンタルのライブを見て、
トランペットには出せないニュアンスと歌心
圧倒的に主役を張れる存在感
色気と繊細さ
楽器の容姿の美しさ。。。
射抜かれました。
もうこれしかない!!!!
絶対これやる!!!!
サックスがダントツだ!トランペットなわけがない!!
サックスしかない!
この楽器を持って私はアッチ側に行く!!!!!
と大興奮。
そして、一生サックスを続ける、と決意。
始めてもないのに、一生続けることも一緒に決意。
もちろんやるからには、中途半端にはやらない。
このくらいの熱量でサックスを握ったので、ようやく「アッチ側」に行くための武器を一つ手に入れた気分で、毎日毎日練習に明け暮れたもんです。
キングコングの西野氏が、「アッチ」に行くためにもがいている姿を見つけなかったら、おそらく私は、それなりに仕事をして、それなりに恋愛して、それなりに結婚して、自分にとってちょうどいい人生をチョイスしてた気がするんです。
なので、
「えんとつ町のプペル」は、もちろん見に行きます。
1作目の絵をペンでカリカリ描いてる時からずーーーーっと横目で見てきたので、コツコツなにかを続けていれば、こんな世界が作れるのか、こんな景色が見れるのか、こんな感情になれるのか、という1つ目の答えを目撃しにいく気分です。
12月25日公開です。
みなさんも是非。
私は私で、コツコツ進みます。
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