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実はジル・サンダーの生地を作っている様子を近くで見ていました
皆さんこんにちは、荒井典雄です。
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秋冬の+J良い感じじゃない?
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秋冬の+Jのラインナップはご覧になりましたでしょうか?(発売は11/12)
今までにないくらいすごく高級感がある感じになっていますよね〜。
価格帯も通常のユニクロよりも平均的に高く、最大で29,900円のアウターがありますね。
普段よくユニクロを購入するお客様はこのテイストでこの価格帯のものはなかなか買わなそうですね〜(汗)
もちろん、そんなことはわかっていて展開していると思いますが、逆にコレクションブランドを好む方や、ジル・サンダーを好きな方からしたらすごくお得感ある内容なのだと思います。
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ジル・サンダーの生地を作っている様子を近くで見ていました
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以前、アパレルブランドをやっていた時に一緒に組んでいた企業は、生地を織る機屋でした。(生地を織る工場のことを機屋と言います。)
実はそこで当時のジル・サンダーの生地をいくつか織っていて、その様子や生地を見せてもらっていました。
それはそれは「本当に良い生地だな〜」という印象で、よく覚えているのはアンゴラ混のメルトンでして、光沢感があり柔らかいけど程よく厚みのあるような生地でした。
高級感もありますが、実際に値段もめちゃくちゃ高かった印象です。
当時のジル・サンダーは、生地やフォルムにとてもこだわりをもったブランドだったようで、あの特別感のある生地を使っていたのには納得です。
そのイメージもあるからか?今秋冬の+Jのウール系のアウター類、すごく素材感が良さそうに見えます。
最近よく「高見えする」という言葉を聞きます。
意味は「実際の価格よりも高く見える」という意味で、多くは化学繊維を使って価格を抑えて、天然素材風に見せることで高く見せていることが多いと思います。
ユニクロにもそういう素材は多いです。
しかし+Jに関しては混率などを見ると「高見えする」というよりも、本当に高級な素材を使っているのがわかります。
販売価格も高くなっていますが、僕の勝手な予想で、それでも通常のユニクロよりも原価率は高くなってしまっているのではないか?と思います。
特にウール(毛)系ですが、素材自体の値段が本当に高騰していて、この価格に抑えるのは相当な企業努力がないと不可能だろうな〜というのは容易に想像できます。
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まとめ
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今回が最後の+Jのコレクションとも言われているようです。
ユニクロがこの価格帯の服を今後作ることもなかなかないと思うので、今回はジル・サンダーさんとの取り組みに本気具合が伺えました。
なんか僕の感覚なんですが、5年くらいしたら、今回の+Jは伝説のコレクションになってるのではないかな〜と感じました。
信じるか信じないかはあなた次第です(笑)
+J 2021AW コレクション
https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/collaboration/plusj/21fw/men/