【最強の量産型】パイロット ジュースアップ
もうこいつだけでいいんじゃないかな(二度目)
個人的にセルサスと並ぶ唯一無二の水性ゲルインキボールペン。パイロット製「ジュースアップ」をご紹介。
数万円のペンもジュースアップに負ける。
個人の実績だとコイツだけで本を二冊書きました。
■ジュースアップとは?
パイロットから発売されている水性顔料のゲルインキボールペンです。
黒はもちろんのこと、さまざまな色が販売されています。
このゲルインキがめちゃくちゃ滑らかで書きやすい。
細さは0.3、0.4、0.5の三種類あります。私はよく0.4を使っています。
こんなに細いとボールが詰まって出にくかったり、逆に出過ぎて滲んでしまうとか心配してしまいそうです。
が、ジュースアップはそういう不具合はほぼありません。
長さは格納状態で143ミリ。
径は10.5ミリ。シンプルな作りでカッコイイ。
■高級ペンに勝つリフィル
水性ゲルインキということで書きやすさが段違い。
このリフィルを使いたいがために、他の高級ペン軸にわざわざ改造して入れる猛者もいます。
私が以前紹介したOHTOのセルサスもこのリフィルが入るというのは有名な話です。
ただOHTOのリフィルに関してはジュースアップの完全上位互換なので、わざわざ入れる必要はない気もします。
中にはLAMYの高額なボールペンに入れる人もいるのだとか。
そうやって無理をして入れたいくらいに使いたい。
それほどまでに優秀なリフィルを使っているのが、このジュースアップ。
一回触ると病みつきになること間違いなしです。
多色ペンタイプもありますので、私は3色用も4色用も揃えて使っていたりします。
■これだけで2つ本を書き上げました
あまりにも書きやすいため筆が乗る乗る。
その実績として私の作品「カンスト村の御隠居デーモンさん」シリーズはほぼこれだけで書き上げていると言っても過言ではありません。
私は原稿以外は全て手書きです。
原稿を直接書くのはワードにキーボードで打つ作業ですが、これは小説執筆でも脱稿から2歩手前の段階。
アイディア出しからプロット作成、あらすじほか、キャラクター設定や世界観の整理などは全部手書き。これが大体小説作成の6、7割を占めます。
このシリーズについては、その部分を全部ジュースアップで賄っていました。
もし本を書きたいなら、ジュースアップを買うことから始めるのもいいかも(?)
■欠点について
軽く、安価で、高級ペンに勝つリフィル。
おまけに色のバリエーションもあり多色バージョンもある。
……無敵か?
ぶっちゃけ無敵だと思います。
なんせプロの私がフツーにこれだけで本を書くくらいですから。
ただ一点、リフィルの消費が早い。
私が書きまくっているからなのかは知りませんが、ジェットストリーム等に比べると体感すぐ無くなる気がします。
また「戦いは数だよ兄貴!」とばかりにカラーバリエーションは豊富なのですが、高級軸バージョンがないのがとても残念。
あと多色ペンで特に不満なのがシャーペン入りのものが無いこと。
他社の2+1みたいに黒、赤、シャーペンみたいなセットなら言い値で買うのになぁ……。
■評価:★★★★(A)
5段階評価で各項目を評価するとこんな感じ。
(★=1、⭐︎=0.5、D〜S評価)
書き味:★★★★⭐︎(A+)
・完璧
・OTHOの下位互換ではあるけどほぼ誤差
使いやすさ:★★★★(A)
・筆先視界◎、握りやすさ◎
・軽い。使いやすい。ガタつきもない。
機能性:★★★⭐︎(B+)
・基本にして最高
・ノックインジケーターいる?
・多色ペンはシャーペン入り出してお願い
見た目:★★★(B)
・シックでかっこいい
・でも所詮はプラスチック。値段相応
・高級機を出してくれ頼む
価格:★★★★★(S)
・200円のクオリティじゃない
・高級ペンが軒並み首を垂れるレベル
■総評:最高。皆なんでもっと使わない?
正直に言うとOTHOのセルサスはジュースアップの上位互換であるから使うだけ。
セルサス適合のリフィルがもう絶版ですよと言われたら即こっちに戻る。
そのくらい圧倒的に書きやすいボールペンです。マジでオススメ。
そこらじゅうで売られているので皆さんも是非とも手に取ってみて下さい。
どうせ200円。
されど、200円のクオリティではないことに気付くはずです。
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