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シングルレコードまで買ってしまった曲

アルバムで聴けるのにシングルを買う

80年代はレンタルレコード屋全盛期だったので、300円も出せば最新のアルバムが全曲聴けるわけです。ただレンタルというのは当たり前ですが、自分のものにはならないんですよね。どうしても自分の手元にブツとして持っておきたいとなると、アルバムは学生の身にはなかなか手が届かないし、アルバム全曲好きなわけでもないし、となるとシングルを買ってしまうわけで。
ということで、当時リアルタイムで買ったシングル曲をご紹介。

Survivor "The Search is Over"

サバイバーはもちろん「アイ・オブ・ザ・タイガー」は知っていましたが、特に好きなわけではなく。ところがアルバム「バイタル・サインズ」からは「アイ・キャント・ホールド・バック」「ハイ・オン・ユー」と立て続けにチャート上位につけ、日本では映画「カラテ・キッド」の主題歌「モーメント・オブ・トゥルース」も同時期にヒットしており、注目はしていました。そんな中登場したのがこのサード・シングルのバラッド。こんなドラマチックな曲があるのか…と感動してレコード屋へ駆け込んだ思い出があります。その後、結局「バイタル・サインズ」も中古屋で買い、現在でもお気に入りの1枚に。またこのシングルのおかげでB面に入っていた「イッツ・ア・シンガー・ノット・ザ・ソング」(アルバム収録曲)も大好きに。

Black "Wonderful Life"

いかにも日本人好みの哀愁メロディーに、渋いモノクロのMVが気に入り購入。ほぼ一発屋的な人ですが、意外にも日本で人気は続いたのか、セカンドアルバム「コメディ」もよく中古屋で見かけました。その後も活動は続けていたようですが、残念ながら2016年に自動車事故で亡くなってしまったようです。
このシングルについてもB面に入っていた「エブリシングス・カミング・アップ・ローゼズ」もよく聴いていて好きでした。

a-ha "Hunting High and Low"

a-haのファースト・アルバムはレンタルして愛聴しておりましたが、そこからのシングルカット。なぜ買ったかというと、シングル・ヴァージョンはかなりアルバムとは印象が違ったため。ただ、ワム!の「恋のかけひき」や「フリーダム」なども当時アルバムとは違うリミックス・ヴァージョンのシングルでしたが、オリジナルの方が出来がいいんですよね。聞き慣れてたせいもあるでしょうが。
このシングルについてはもう一つ買った理由があって、アルバムの中で一番好きだった「ザ・ブルー・スカイ」のデモ・ヴァージョンが収録されていたため。
a-haのファーストに関しては後にデラックス版で各種のデモが聴けますが、アルバム版の完成度の高さを痛感します。あのデモからここまで仕上げたのか!という驚き。

このほかにはジョン・ウェイト「チェンジ」、ピーター・ウルフ「カム・アズ・ユー・アー」を買ってしましたが、これはどちらもレンタル落ち。また、バンド・エイド、USAフォー・アフリカ、アーティスト・アゲインスト・アパルトヘイト(「サン・シティ」)も買ってましたが、これはまああれだけのアーティストが集まったシングルですからね。ちょっと特殊ということで。

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