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数珠つなぎ連想リスニング記録
レココレ誌の80年代アルバムランキングに関する記事は休憩。今回は数珠つなぎで連想した曲を10個ほど並べてみました。
まずは今日は2月5日なので、5にちなむ曲から。
①The Housemartines "Five Get Over Excited" (1989)
ハウスマーティンズは大好きなバンドですが、待望のセカンドアルバムからの1stシングルだったかな。彼ららしいギターポップですが、ホーンも入っているところが新味。
②Status Quo "Fun Fun Fun" (1996)
”Five Get Over Excited"の冒頭、「ファーン、ファーン、ファーン」というところから連想(クラフトワークの"Autobahn"と悩んだ)。もちろんオリジナルはビーチ・ボーイズで、ビデオにも出演。この曲の収録されたアルバム"Don't Stop"はカバーアルバムで、ビートルズ、フリートウッド・マック、チャック・ベリーなどに混じり、メン・ウィズアウト・ハッツやロバート・パーマー、ティンバック3などの意外なカバーも。
③John Fogerty "Rockin' All Over The World" (1975)
ステイタス・クォーの代表曲といえば、ライヴ・エイドでもオープニングを飾ったジョン・フォガティのこの曲。クォーのヴァージョンと比べるといかにもジョンらしい南部っぽさが漂うのが不思議。
ちなみにジョンといえば、東郷かおる子(ミュージック・ライフ元編集長)が著作でボロクソに貶していたのが印象的。CCRとして来日時、そりゃひどい態度だったそう。
④Duran Duran "Do You Believe in Shame?" (1989)
CCRが取り上げたディル・ホーキンスの"Susie Q"にそっくりなことで知られる曲。私ですらサントラの"Tequila Sunrise"に収録されているのを予備知識なしで聴いて、「これ、ほぼ『スージーQ』じゃん」と気づくレベルでした。
⑤Richard Marx "Don't Mean Nothing" (1987)
前述のサントラ"Tequila Sunrise"は結構すごいラインナップだったんですが、主題歌はチープ・トリックのロビン・ザンダーとハートのアン・ウィルソンという豪華なデュエットによる"Surrender to Me"。この名バラードを作ったのがリチャード・マークスでした。ソロデビュー前から業界では有名だったらしく、デビュー作もAOR系のアーティストが目白押しで参加。私はどうにも彼の出来過ぎな曲があまり好きではなかったんですが、今聴いてもやはりよくできてるなぁという感じでした。
⑥Pointer Sisters "Just a Little Closer" (1985)
ソングライターとして自身のデビュー前から活躍していたリチャード・マークスと同じようなキャリアなのが"C'est la Vie"のヒットで知られるロビー・ネヴィル。そんな彼がデビュー前にポインター・シスターズに提供したのがこの曲。あの"We Are the World"のアルバムに収録。このアルバムは大物が未発表曲を提供しているんですが、軒並みボツ曲っぽさがある中で、これとプリンスの"4 the Tears in Your Eyes"の出来が飛び抜けてました。後にロビー自身の1stアルバムでセルフカバー。
⑦Harold Faltermeyer "Axel F" (1984)
ポインター・シスターズは映画"Beverly Hills Cop"のサントラが初体験でした。で、このサントラから大ヒット(米3位・英2位!)となったインスト・ナンバー。ハロルド・フォルターメイヤーはさらにこの後、映画"Top Gun"でその名を知らしめることになります。
⑧Paul Hardcastle "19 (Japanese Version)" (1984)
インスト曲ではないんですが、80年代を代表するインストゥルメンタリスト(そんな語あるのか?)というと思い出すのがポール・ハードキャッスル。彼の代表曲といえばやはり"19"ですが、こちらは日本語ヴァージョン。ナレーションを担当するのは当時日テレのアナウンサーだった小林完吾さん。最初噂を聞いたときは、「日本語は無理があるのでは?」と思ったものの、意外に違和感は少なかったなというのが思い出。
⑨Simon & Garfunkel "7 o'clock News / Silent Night" (1966)
アナウンスが入る曲でパッと思い出すのはカーペンターズ(実際はラジオDJを模したもの)のアルバム"Now and Then"やオフコースの"I Love You"(ジョン・レノン暗殺時のニュースが流れる)ですが、今回はこちらで。"Silent Night"のバックにニュースが流れます。
⑩Wings "Silly Love Songs" (1976)
サイモン&ガーファンクルといえば"Scarborough Fair"で聞けるように対位法の名手ですが、この曲も凄い。ベースラインも含め、ポール・マッカートニーの大傑作に数えられるこの曲で今回の企画はおしまい。お粗末様でした。