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夏の備忘録的日記

今年の夏は暑くて暑くて、とにかく暑かった。バテバテな状態で8月が過ぎて、9月になっても気温がなかなか下がらず、このまま夏が終わらないんじゃないかと思っていたけど、季節はちゃんと秋になった。そして、秋はあっという間に過ぎ去ろうとしていて、もう冬の気配がしている。季節に流されてしまう前に夏の思い出を残しておきたい。

7月29日 TOKACHI LOOP

人通りの少ない町の商店街が盛り上がるようなイベントをしたくて、春先ごろから町内の有志グループで準備をしていたはしご酒イベント。いざ走り始めると多方面にハードルがあって、最終的に「道の駅ビアガーデン」という形になりつつも、なんとか実施することができました。

正直、心の余裕がない中で準備を進めていたりとか、複数の人たちとイベントを作る大変さとかにやられてしまいエネルギーが枯れ果てて、終わった後にはだいぶ燃え尽き、ちゃんと振り返ることができていなかった。
ただ、今改めて思い返すと、実現のためにいろんな人たちが調整してくれたり、アイデアをくれたり、町外の大好きな人たちにも出店してもらえたりと、たくさんの人の力を借りて出来上がったイベントだったなと思う。本当にありがとうございました…!

イベントが終わったあとの帰り道、「やろうとしてることは間違ってないと思うから俺は応援するよ」と道の駅の方から言ってもらえたのもありがたくて、こうやって応援してくれる人の存在だったり言葉はちゃんと忘れずにいたいし、燃え尽きてしまった自分の心の動きも、「何がしんどかったのか」「何がむいてないのか」を言語化するための材料にしたい。

8月11〜13日 RISING SUN ROCK FESTIVAL 2023

中学生のときから大好きな夏フェス。年々チケットの倍率が上がっているけれど、今回友達がテントサイトを当ててくれたので、数年ぶりに通しで行くことができました!やった!
いろんな規制が解禁されてからのフェスははじめてで、楽しくて楽しくてご飯食べることも忘れてライブを見続けてHPが0になったり、ライブ以外の時間もいろんな人と再会できたりして、本当に幸せな二日間だった。

2日目の朝に見た踊ってばかりの国の下津さんのソロステージが、忘れたくない音と景色だと思うくらいよかった。こういうライブが見れるから、わたしはライジングサンが好きなんだよなあ。ライジングサンについてはちゃんと別で感想を残しておきたいなと思っています。

8月20〜22日 標茶・標津町訪問

学生時代から関わっているNPO法人いきたすのお手伝いで、道東エリアをぐるっとしてきました。「カタリ場」を見学しにきた学校関係者や行政の方々へ解説をするというお仕事。これが仕事になるとは、学生の時にはまったく思っていなかった。学生時代から同じことをしているけれど、行政の動きも、学校の気持ちも昔よりわかるようになった今が一番、この仕事をしていて楽しいかもしれない。

ぐるりと周った

景色を見ながら移動して、現地の人と教育の話をして、ご当地のご飯を食べたり温泉に入ったりするという三日間がとても充実していて、こんな暮らし方、仕事の仕方ができたら最高だなあと思った。どこかの町に軸足は起きつつも、複数拠点を持つような生き方がゆくゆくできたらいいな。

8月26日 滝上 「本と珈琲とミルク」

ずっとずっと行きたいと思っていた滝上町。今年の春にゲストハウスができて行くタイミングを伺っていた中イベントに誘ってもらい、念願叶って遊びに行くことができました。

本屋さんも、珈琲屋さんも、ソフトクリームも全部がとてもよかったのだけど、夜の部の会場だったふくらい家さんがとにかく素敵すぎて、こんな場所が北海道にあったのか!と衝撃を受けた。ちなみに二階の本棚の漫画ラインナップがほぼ実家だった。

イベントには滝上の人も他の町の人も来ていて、ごちゃごちゃカオスな状態。紋別から来たという小学生ズとなぜか一緒にカードゲームをすることになった。普段子供と関わらないであろうわたしの友達も一緒に遊んでいて、その大人と子供が混ざり合う光景がめちゃくちゃ良かった。
泊まりもいつもは慣れない場所だと覚醒しがちなのに、この日はしっかり熟睡できた。きっと空気が合ってるのだと思う。
一晩過ごした後にはもうふくらい家のファンになってしまったので、「ヘルパーやらせてください!」と直談判をして快くOKをいただき、ほくほくな気持ちで帰宅しました。

ヘルパーしてきたお話はまた今度。

9月13日 JICAグローカルプログラム×道徳授業

7月から町にJICAの研修生の子たちが町に来ていて、イベントのお手伝いをしてもらったり、一緒に飲みに行ったり、ドライブしたり…などなど仲良くさせてもらっているとき、「町民にインタビューして作った人生史を子供たちに見せたいけれど、その機会がない」と相談を受けたことが話の始まり。内容的に道徳の授業でもいけるかも?と思い、管理職に相談して、特別講義という形で中学校1年生向けの授業をやってもらうことになりました。

わたしは教員免許を持ってないけれど、年に数回はありがたいことに授業をさせていただいている。授業作りは毎回とても面白く、そしてとても難しい。普段関わっている「目の前の子どもたち」をリアルに想像して、この子たちに何を伝えたいのか、何が届けられるのか、ゴールをイメージしながら50分間を組み立てる。
いつもは一人でそんなことを考えているのだけど、今回は一緒に授業を作ってくれるJICAの子とあーでもない、こーでもないと対話をしながら考えていった。子供たちの様子も実際に見てもらったり、そもそもなんで自分史を子どもに見せたいの?って話をしたり。そのプロセスがもう、もう、とてつもなく楽しかった。してもらった授業も、めちゃくちゃよくて。詳しくは割愛するけれど、「ちゃんと伝わった」と思える50分だった。

誰かと一緒に、子どものためだけを考えながら場を作ることがわたしはやっぱりすごく好き。そして、ちゃんと届いたと思えるときすごく嬉しい。この感覚を味わうために、ずっとこの仕事をやってるのかもとすら思える。それを久しぶりに思い出すことができて、ハッピーな気持ちになれた1日だった。

JICAから帰ってきた2年後、今回授業した子どもたちが中学校3年生のときにまた授業をしに来る約束をと最後にしてくれたから、それはちゃんと見届けたいな。

その他の日々

10年ぶりの美英・青い池
念願叶った高原沼めぐり
距離感がちょうどいい、AKABIRA CAMP BREAK
ナイタイテラスでキャンプをして見た朝日

なんだかんだ、たくさん遊んだ!

心も体も疲れ果てて(ライジングの後体調壊した)一旦エネルギーが枯れた状態にもなったけど、気持ちのおもむくままにいろいろと吸収していくことで、少しずつ、そして着実に回復していけた夏だったなと振り返りながら気づいた。

自分がどんなものに心がときめくのか、何が居心地がいいのか、何をしているときが幸せなのか、そんなことを再確認することもできたから、この感覚をちゃんと大事にしよう。


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