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闘いながらよく喋る美しい人を見た日(2024年11月23日、アイスリボンを観戦して思ったこと)

 片手に余るほどの数の選手退団が発表されたアイスリボン。
 私が観戦するのは今年の2月以来。美しいレフェリー姿の印象が強かったMIOさんが、選手として参戦されていると知って会場へ足を運んだ。

 思いがけず紙テープ投げの機会を得られたり、堀田祐美子選手のマイクを聞けたり、YuuRI選手と杏ちゃむ選手のタッグを巡る熱い思いを聞けたり、序盤からマイクが印象深い試合が続く。

 メインイベントで登場した紫雷美央選手の声もよく聞こえた。
 石黒敦士レフェリーに「(今日の全試合の)レフェリーやってもらってすみません」の挨拶に始まり、咲蘭選手からの最年長選手出てこいの挑発に対して「みんな勘違いしてない?私は36歳」とウナギ・サヤカ選手に視線を向け、度々「先輩!」とけしかけ、リングに入れば「若者が なんじゃー!」と容赦なく打ちのめしていく。
 美央選手は華麗な蹴りやロープ越しの女郎蜘蛛といった技も美しい。
 選手としても目を引き耳を引く、まさに耳目を集める方。眼福。

 プロレスが好き、プロレスを続けていく、そうした思いを言葉にして発信することも選手の魅力の1つなのだなと、美央選手を見て改めて感じた試合だった。

 さて、次はどんな試合を観られるかな。

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