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闘う人を見て壁とは何なのかを考えた日(2024年8月13日、GCWを観戦して思ったこと)

 プロレスを観に行くようになって2年、リングの上に立つ選手たちの多様さもそれなりに見てきた。
 国籍、ジェンダー、覆面。
 単純にもどかしくなるのは、外国人選手の言葉(マイク)が反射的に理解できないこと(私の語学力の問題もあるので、聞き取り力を上げていきたいなと思う点でもある)。いわゆる言葉の壁だ。

 今回の大会は、GCWというアメリカのプロレス団体の主催興行。リングアナウンサーが話すのは英語だけ。声援も英語の比率が高い。
 でも、もどかしさはあまり感じなかった。
 ただただ楽しかった。
 力でぶつかるシバキ合い、日米個性振り切りすぎ対決、タフすぎる男女対決、ハードコアなタイトルマッチ。
 人間がぶつかり合う音、轟く声援。テンションはどこまでも上がり、体力は激しく消耗する。楽しくてヘトヘトになるなんて感覚、本当に久しぶりに味わった。

 言葉は、理解できればもっと楽しいだろうけど、プロレス観戦に関しては、壁、と身構えなくてもいいのかもしれない。
 そんなことを思った大会だった。

 さて、次はどんな試合を観られるかな。

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