あなたがそれをクリスマスプレゼントと呼んだから
「え、誰?」
そう思って調べたのが、ことの始まりでした。
遡るは今年、2021年の秋、ジャニーズWESTのファン仲間で集まり、zoomでリモート飲み会を催した日のこと。
ジャニーズWESTだけではなく、話題は他のグループで好きな人や、注目しているジャニーズJr.にまで話は広がっていました。
よく知らなくても、好きなものや人について語っている人を見るのは楽しいものです。
あんまり知らないけどみんな楽しそうだなぁ、と思いながらニコニコ耳を傾けていると、友人がわたしに向かって一言。
「絶対吉川太郎くん好きだよ」
え、誰??
聞いてみれば関西ジャニーズJr.の方らしい。
ジャニーズWESTのバックダンサーとしてもコンサートに出演していたそう。
しかし、ジャニーズのファンにも色々なスタンスの方がいる中で、わたしはどんなに近くに他の方がいようと、自分の好きな人を双眼鏡で眺めるタイプのファン。
いくらバックダンサーとして出演していても、申し訳ないことにジャニーズJr.の方達の顔と名前は数人しか一致していません。
でも、「絶対好きだよ」とまで言い切られると流石にちょっと気になる…と文明の利器を用いてGoogle先生にご質問。
……え????????????????めちゃくちゃお顔がタイプなのですが?????????????????????????????
そして、初めて好きになったジャニーズ、大野智さんにも雰囲気が少し似ている。
いや、でも、ジャニーズJr.のファンになるのは結構勇気がいるし……。でもでも、お顔がめちゃくちゃ好きだな……。
そんなことをもちゃもちゃうだうだ言っている合間に飲み会はお開きとなり、まあお顔がとってもタイプなのでたまにお写真を買おうかな〜くらいに思っておりました。
でもそれだけでは済まなかった。
友人が「まいど!ジャーニ〜」という、関西ジャニーズJr.の方々が交代で出演する番組の録画を見せてくれたのです。
最初に見せてもらったのが、浜中文一くんをゲストに迎え、文一くんの後継者を決めるという回。もう、これは見ていただかないと面白さはわからないのですが…(近くに関西ジャニーズJr.のファンの方がいれば、是非録画を見せてもらってください)。
文一くんの前でそれぞれが自らの特技を披露し、後継者として相応しいことをアピールするコーナー。
そこで吉川太郎くんは逆立ちを披露することになっていました。
「特技は英語です」と言っているにもかかわらず、「今日やりたいのは難易度高めの逆立ちです」と逆立ちの準備を始めたのがやや気にはなりましたが、なるほど逆立ちね、身体能力を売りにしている方なのかしら、と思って見ていると。
ゴッ、という鈍い音を立てておでこから着地、その後0.5秒も待たずに同じような鈍い音を立てて爪先も着地。
額と爪先でワンツーフィニッシュで地面へダイブ。
…えっこんな面白い逆立ちの失敗の仕方ある???????ていうか今の絶対痛いよね??????????
見ている側はだいぶ戸惑ったはずです(少なくともわたしは戸惑いました)が、彼は表情を一切変えずに、落ち着き払った様子で「すみません、いつもはできてるんですけど…」と言いながら立ち上がりました。そこで「まあ、緊張もあるしねえ」とフォローを入れるMCの末澤くん。
吉川くんはやはり表情を一切変えずに頷き、さらに一言。
「あと…服もちっちゃい……」
??????????
まあ確かにちっちゃい、179センチあるしまあまあガタイのいい彼には確かにTシャツもズボンもちっちゃい。けど。
ボケなのかボケじゃないのかわからないレベルで表情を一切変えずにそんなこと、あまりに面白すぎる。ツボすぎる。
そのおかげもあってか、浜中文一くんから「後継者にしたくない後輩」部門優勝という栄誉(?)ある賞を賜った吉川太郎くん。
何を隠そう面白い男性が大好きな私、完全に心を奪われてしまいました。
その上お顔が最上級に男前。イケメンというより、男前。
そのほかのまいどジャーニ〜もいくつか見せてもらったのですが、どの回でも表情を一切変えずにボケ倒し、爪痕を残しまくっていました。何もおかしなことは言っていませんよ、と言わんばかりのクールな表情でシュールなボケを次々連発、その一つ一つがどれもツボ。
しかも彼、英語が堪能で留学経験あり、ドイツ語とフランス語と中国語を勉強中と言うではありませんか。
大学時代語学に熱中し、英語はもちろんフランス語、さらにラテン語まで勉強していた身としては、どうしたって贔屓したくなってしまいます。
追い討ちをかけたのはそれだけではありません。彼はつい先々月に結成されたばかりの「AmBitious」というグループに所属しているのですが、そのグループの結成は雑誌『Myojo』の取材中にサプライズでメンバーに知らされたものです。
そして、サプライズ発表の際のインタビューも同じく雑誌『Myojo』で読むことができました。
突然結成を知らされ、インタビューを受け、戸惑いながらも一通りメンバー全員が抱負を話したあとのことです。
やっと、努力が認められてグループに入ることができたのだから、自分の感情やこれまでの努力を一番に語ってもいい場面で、「ファンの人たちにクリスマスプレゼントができて嬉しい」と言うんですよ。
自分が自分が、になっても不思議ではない年齢の、二十歳の男の子が。
しかも、泣きながら。
そしてインタビューの終わりには、「みんなで円陣組みたい」と言い出す吉川くん。
番組や動画を見ている限りは、穏やかで落ち着いている、感情があまり表に出ない、不思議な空気感があるふわふわした人、という印象しかなかったのですが、この人は意外とアツい、しかもそうとう芯のある人だぞ、と思い、驚きました。
その後のAmBitiousとしてのインタビューをいくつか読んでいても、バラエティ番組でフリーダムにシュールなボケを連発しているときとは打って変わって、周りの人たちを気遣ったり、メンバー同士の会話を繋いだりと、コミュニケーションを潤滑にする役割を担っていました。
そのギャップがまた、ずるい。
そして、ジャニーズWESTのコンサートBlu-rayで彼の姿を探し、初めて彼がパフォーマンスしている姿を見たときにもまた、ずるい、と思いました。
パフォーマンスの時の表情が、本当に素敵なんです。
普段あまり感情を表に出さないのに、パフォーマンスの時は全力のアイドルスマイルや、カメラ目線でのウインクを見せてくれます。
その破壊力たるや。
物静かで落ち着いていて、普段は感情をあまり表に出すことはないけれど、芯の部分に熱いものがある。
その上たいへんな男前で、ボケのセンスが最高、歌やダンスのパフォーマンスの輝きも素晴らしい。
ああ、この人の進む先を見たいな、と思いました。
この人はファンを幸せにしてくれる人だ、とも。
この人が作るアイドル像を見たい。
この人が作る未来を見たい。
そう感じてしまったら、もう覚悟を決めるしかないじゃないですか。
この人の夢が一つでも多く叶うように、小さな力かもしれないけど、全力で応援しよう。
そう心に決めました。
覚悟を決めてしまえば行動が早く、諸々のご縁も重なり吉川くんの姿を生で見ることも叶ったわけですが…そのお話はまた後日。
吉川太郎さん、どうかあなたの夢が全て叶いますように。
応援しています。
大好きです。